秋・冬でふぉ~ゆ~三昧したはなし
2015年以来?の歌って踊るふぉ~ゆ~を見た
2019年11月、ジャニーズ界のオリンピックと言っても過言ではないイベントがあった。
それは、ジャニーズ所属タレントによるコンサート『Winter Paradise 2019 ~ふゆパラ~』のふぉ~ゆ~回である。
ふぉ~ゆ~が舞台上で自分たちがメインで歌って踊るのは4年前のジャニーズ銀座以来(とTwitterでつぶやいている人がいた)だそうなので、つまりふぉ~ゆ~コンサートはオリンピックなのである。
異論は認める。
丸みを帯びた筆記体に加えて、ひらがなの『ふぉ~ゆ~』が絶妙なダサさを醸しだしている。
そんなふゆパラふぉ~ゆ~編略してふぉゆパラ、控えめに言っても非常に良かった。
今年見に行ったコンサートだと、動き回って魅せるコンサートであるA.B.C-Zコンサート、シンクロダンスとフレッシュなアイドル感が素敵なトラジャサマパラ、そして、ダンスは上手いが適度にゆるいふぉゆパラ、といった雰囲気で、一口に『ジャニーズのコンサート』と言ってもグループごとに色が違うものだと改めて感じた。
10年後くらいには、公演時間の半分以上がトークコーナーで余った時間で歌うさだまさしコンサートみたいになっているんじゃないだろうか。ふぉ~ゆ~コン。
MCタイムでコタツに入ったり、メンバーそれぞれソロコーナーがあったり、見所はいろいろあったのだが、わたしが一番心に残っているのはコンサート終盤、辰巳くんの
「皆、そろそろ俺たちのオリジナル曲聞きたいよね?」
から始まる『シンデレラガール』(King & Prince)だ。
「本日のKing & Princeコンサートは終了いたしました……」の場内アナウンスも衝撃だが、それ以上にわたしが衝撃を受けたのは辰巳くんが
「じゃあな、ティアラちゃんたち!」
と言っていたことだ。
キンプリファンが『ティアラ』であることはまぁそこそこお馴染みだが、多分キンプリはティアラのこと『ティアラちゃん』って呼ばない。
何となく、ファンをちゃん付けするのっておっさんっぽいと思うんだけどどうだろう。風評被害だろうか。
グローブ座というほどよくこじんまりした会場、座って見ていても気まずくない空間というのも良かったので、是非来年も同規模のコンサートを開催してほしい。
舞台『放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇』
東京・日経ホール公演から始まり、大阪・松下IMPホール公演を挟んで東京・博品館劇場公演で締めるという変則的なスケジュールだった『厨房男子』だが、わたしはすべての始まりとなる日経ホール初日に観に行った。
というと初日真っ先に訪れる熱心なファンみたいだが、単にスケジュールが合うのがそこしかなかっただけである。
わたしは昨年の『厨房男子』の公演を観にいけなかったが、前作を知らなくても十分に楽しめる内容だった。
というか、そこまで説明してくれなくても初見の人でも何となく分かってると思うよ! とこちらが思う程度に冒頭でそこそこ丁寧に前回のあらすじ紹介をしてくれていた。
ふぉ~ゆ~の4人と前野朋哉さんが包丁部の男子高校生役で、マナカナの姉・三倉茉奈さんが包丁部顧問の先生役なのだが、ふぉ~ゆ~と前野さんが高校生なら三倉さんも高校生役でいいのでは……?と思わないでもなかった。
まあ、男子校だからしょうがない(?)。
ストーリーの軸は舞踏部とのライバル関係にあるのだが、舞踏部が活動を包丁部に寄せすぎている。ダンスやってる男子高校生は、多分文化祭で芋煮しない。
まあ、不条理ギャグみたいな世界観なのでつっこんでもしょうがない。
そして『恋の味篇』の『恋』部分である、落とした携帯を拾ってくれた女の子に一目惚れするこっしーの長セリフのシーン。明らかに、一瞬セリフ飛んでた。
まあ、初日だからしょうがない。
基本的には何も考えずに楽しめる、その場でたくさん笑って帰りには内容を覚えてない系の舞台である。昨年の『年中無休!』もそんな感じだったけど、ふぉ~ゆ~の舞台はそういう明るい気持ちで帰宅できるものがいいと思う。
歌やダンスもたくさん盛り込まれていて、歌とダンスだけならものすごくミュージカルっぽい。ピザの歌とお弁当対決の時の歌が好き。
わたしは原作『放課後の厨房男子』を読んだことがあるが、タイトルと設定だけ使ったまったくの別物だと思う。原作のファンが舞台を観たらびっくりするかもしれない。
まあ、男子高校生がしゃべって料理するだけなのでそのまま舞台にするには地味すぎるからしょうがない。
とりとめない感想ですみません。
『ENTA! 2 4U. Zepp in de SHOW』
そして、今年のふぉ~ゆ~及びジャニーズ見納めとなる(カウコンには行く予定がないので)『ENTA! 2』。
以前ぴたラジのリスナーさんからのおたよりで、
「雑誌などの写真を見ると、こっしーの表情のレパートリーが口を『あ』に開けるのと『う』に開けるのしかないようなのでもっと増やしてください」
みたいなのが紹介されていたが、それを思い出した。これは『あ』の方かな。
自慢するわけじゃないんですけど、平日昼の回だったせいか、わたしのジャニオタ活動歴の中でも相当良い席だったんですよ。前から4番目で、わりと真ん中の方で。
この席なら、もしかしたらチケット転売サイトで高値で売れたのでは…などと思わないでもなかったが、同行の妹にちらっと話してみたところ
「平日な上に昼公演、最終日とかでもないし、さらにふぉ~ゆ~だし、まあ3万くらいじゃない?」
と言われた。妹はチケット転売に詳しいわけでもジャニーズの興行に詳しいわけでもないので何の根拠も無い意見だが、そう言われるとそんな気もする。
チケット転売の相場(そんなのあるのか分からないけど)ってどれくらいなんでしょうね?
ところで、わたしはA.B.C-Zだとうっすら五関担、トラジャではノエルくん激推しだけどふぉ~ゆ~は誰のうちわを買うか決められず全員分買うくらいに完全な箱推しなのだが、今回わりと近い場所から4人がしゃべっている姿を見ていて、ザキさんがファンから愛され、メンバーから可愛がられる理由が何となくわかった気がした。
おそらく身長178cm(でしたっけ)、30過ぎの男性に対する感想ではないのだが、しゃべっている内容は支離滅裂すぎて面白さがまったく伝わらないが、しゃべっている時の表情や周囲の空気を察して取り繕おうとする様子がかわいい。こういうところをファンの人が「かわいい」って思っちゃうんだろうなというのがよくわかった。
あと、歌っている時の姿を見ていると表情豊かだしファンサも多いし、辰巳くんファンになる人の気持ちもわかる気がする。
だからといって、ザキ担や辰巳担になったわけではなく、わたしは常に箱推しです。
決められなくて4人分買ったうちわは、妹に「こっしーの貸して」と言われたので、わたしは他の3人のをローテーションで使っています。
ともかく、そこそこベストスポットでふぉ~ゆ~のショーを堪能でき、いい年納めになりました。
ゲストのテツandトモさんも素晴らしかった。
最近読んだ『一発屋芸人列伝』(山田ルイ53世)にも登場していて、一発屋芸人としても異色の存在であるとあって気になる存在だったので、今回生で見られて、その上ふぉ~ゆ~とのコラボまで見られて、大変おもしろかった。
わたしは将来自分が何かを受賞してパーティーを開催する時、余興でレイザーラモンRGを呼ぼうと決めているのだが、この度テツandトモも余興をお願いしたいリストに追加した。
そういった、わたしの将来の展望に関しても有益な公演だったといえる。
問題は、わたしが何を受賞する気なのかというところだが、まあその辺はおいおい考えよう。
それでは皆様良いお年を。