地上に降りた最後の天使
天使が多すぎる件
TwitterやInstagramで芸能人の方々が公開するすっぴん写真、美容室後のニューヘアカラー写真、子どもの頃の写真、とにかくあらゆる写真に対して、ファンの皆さんはこう言う。
「かわいすぎる」
「美人すぎる」
「天使」
と。
芸能人になるくらいだからかわいいだろうし美人だろうけど、『過ぎる』ってことはないだろうよ。
まぁファンだからそう言いたい気持ちも分かる。
でも、『天使』はどうだろうか。
聖書によれば天使とは、ラッパを吹き鳴らすと大地が燃え海は地に染まり空が落ち悪魔は敗れ人は死ぬ、そんな存在なのだ。
ただ単にかわいい、きれいなものに例えるような生やさしいものではなく、もっと力強さを兼ね備えているべきではないか。
などと考えていたら、いました。天使が。
かわいらしさとあどけなさと力強さを兼ね備えた存在が。
それではご覧ください、A.B.C-Zで『Vanilla』。
1分56秒あたりとか、2分26秒あたりの塚ちゃんがマジ天使。多分ラッパ吹いた後、筋肉で悪魔を倒して人間を物理で殴って死なすタイプの天使。
『Vanilla』について
ということで、A.B.C-Zのデビュー前の楽曲である『Vanilla』が新録された上にMVが制作された。
Youtubeのコメント欄を見ていると、当時のVanillaを知る人が懐かしんでいたり自分の推しが歌っていてVanillaを知ったJr.担の人がいたり、新旧ジャニオタ大集合といった感じで、歴史の流れを感じさせて中々興味深い。
『Vanilla』という曲が長きにわたってファンに愛され、またJr.にも歌い継がれる名曲であることを改めて知った。
が、振り付けはもちろん歌割りも当時のままなので、今の感覚で聴くと
「五関さんと塚ちゃんのパート少なっ!」
って思っちゃう。
今の歌割りはかなり平等…というか、それぞれの声の性質に合った割り当てになってますね。
あと、ふみきゅんの「I can see」がだいぶ控えめになってるのも印象深い。
父がメンバーの名前を覚えた
わたしがA.B.C-Zが出演するテレビばかりを見て、A.B.C-Zが表紙を飾る雑誌ばかりを買うため、A.B.C-Zを嵐の次くらいの人気グループだと勘違いしている父、70代。
以前は五関さんのみ顔と名前が一致するものの、とっつーと塚ちゃんは名前を混同し、はっしーは背が高くて真ん中に突っ立っているから(メインボーカルだからアクロバットしなくてもいいんだけど)『でくのぼう』、ふみきゅんにいたっては存在を認識しているかすら怪しい、そんな状態だった。
だが、わたしの地道なロビー活動の成果か、近年のふみきゅんの活躍のためか、ついに河合の名を覚えたのだ。
最近はよく
「河合、テレビに出すぎだよ!」
と言っている。
芸能人なんだからそりゃテレビ出るわ!出てるけど「過ぎ」ってことは無いわ! と言いたいところだが、わたしがA.B.C-Zをキーワード登録しているためふみきゅん出演番組が録画されHDDを圧迫していることを受けての発言なので、あまり強く反発できない。
あと、
「河合の代わりに少しは五関も出ろ!」
と言う。まさかの五関担。
また、わたしが『Vanilla』MVを見ていたら後ろから
「何で橋本は服を着たまま風呂に入ってるの?」
と言ってきたり、
「最近あいつ見ないな、金髪の…つ…つか…塚ちゃん!」
と言ったり、はっしーと塚ちゃんのことも覚えた。
五関さん以外の顔と名前がおぼつかなかった父がとうとう全員覚えた…と思ったら、
「何か海老蔵のやつに出るんだろ? あの…つか…つか…つか…?」
とっつーだけまだ覚えてなかった。