オ夕工ノレ☆ブログ III

オタクOL、略してオ夕工ルのブログです。

男ってさ 女ってさ

ジェンダー的な問題

今の世の中、「男」「女」とカテゴライズすることには危険が伴う。

ちょっとしたことで「男女差別だ!」とか「ジェンダー平等!」みたいな批判を受けてしまうからだ。

わたし個人としては差別はよくないけど区別は必要じゃないかと思うし、多様性は認めるべきだけど少数派ばかりではなく多数派の権利も認めてほしいと思う。

ジェンダー的な人が攻撃対象にしがちな、いわゆるステレオタイプの「女の子らしい」ものを好む女性だってこの世にはいるわけだし、まぁ男とか女とか関係なくその人らしく過ごすことが一番なんじゃないですかね。適当なコメント。

今はジェンダーフリーの申し子的ポジションでインスタグラムを更新しているKiinaこと氷川きよしさんを見ていると、穏やかな笑顔を浮かべていてマネージャー殴打事件を起こすような人にはとても思えないので、自分らしく生きられないことで相当ストレスが溜まっていたんだなぁと思います。

今リリースしたらジェンダー的に怒られるんじゃないか

そういう曲、結構あるじゃないですか?

映画とかドラマだと「当時の表現がなんとかかんとか」という注意書きを出しておけば許されるけど、歌だとその手法使えないから、言い訳も許されずにフェミニスト団体の餌食になりそう。

そんな歌の数々、お聞きください。

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最初に男女を分けてるのも問題視されそうだけど、「僕」たちが「男の子」なのも、一人称による男女の別がなんとかかんとか〜って言われそう。

若いころの郷ひろみって、眉毛太くて目力があって、めっちゃジャニーさんが好きそうな顔してますね。

  • チューリップ『虹とスニーカーの頃』

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「それを許さないのは女の罪」とか、言っている意味はよく分からないけどなんか叩かれそう。

ジェンダーは関係ないけど、「若かった何もかもが」の合間に入る「おぉ~」の合いの手?がなんか好き。

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ジェンダーとまったく関係ないんだけど、『虹とスニーカーの頃』の「おぉ~」と並んで好きな合いの手が、ガタメキラの合間合間に入るつんくさんの「ダラッダラララ~」なので是非聞いてもらいたい。

太陽とシスコムーンa.k.a.T&Cボンバーって、既婚者に元体操選手、中国人に別事務所のアイドルグループ出身者と、ものすごく多様性あふれるグループだと思うので、是非多様性を訴える皆さんにおすすめ!

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さだまさしの『関白宣言』ほどストレートじゃないけど、苗字が変わるのが女性の方だったり、妻が家事をして夫を待つ雰囲気があったり、叩かれる要素ある気がする。

ところでこの曲、歌詞をよく聞いてみたら結構怖くないですか? 多分メンヘラだと思う。

普通の女と思っていたのにプールで水着になっただけで君に夢中って、女性を何だと思ってるんですか! って怒られそう。

ところで、昔のシングルCDってこういう細長いケースに入った8㎝規格が一般的で、12㎝サイズのシングルは「マキシシングル」って言ってましたよね。

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トラジャのパフォーマンスでお楽しみください。

歌詞の内容とか関係なく、「womanじゃなくてpersonだろ!」って言われると予想。

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絶対、歌い出し叩かれるやつ。

わたしはめっちゃ好きなバンドですごくいい曲だと思ってるけど、世間にはあまり知られてないからフェミニスト団体から叩かれなくて、あーよかった!(ポリアンナ)

  • King & Prince『シンデレラガール』

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「いつになっても 幾つになっても」と年齢に言及することで、「ババアに対する差別!」ってならないか心配している。

考えすぎでしょうか。

  • KAN『車は走る』

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LGBTの方がマッキーこと槇原敬之の歌を支持するのは、歌詞からは「僕」の相手が女性か男性か分からないようになっているからだと聞いたことがある。

この曲はKANさんがマッキーの曲を理論的に分析してそれっぽく作ったもので、マッキーの歌詞の「相手が女性か男性か分からない」を逆手にとって(?)、よくよく聞いたら「僕」の相手男性だよね? って感じになっているのだ。

「仕事で高田君が使った車のシートの位置が前すぎる」とか。

LGBTをイジってるだろ!って怒られそうだけど、KANさんとマッキーの関係性のおかげか、曲がマイナーだったせいか、怒られずに済んでいるようです。

『女性向けWebマガジン』というジャンルがあった時代

かつては隆盛を極めた女性向けWebマガジンも、「サイトのユーザーを女性に限定するのは差別だ!」って言われそう、と思ったけど、今はそもそも女性向けと高らかに謳うWebサイト自体が少なそう。これも時代の流れだろうか。

物心ついたときからネット環境があって知らない言葉はスマホで簡単に検索できる生活を送っているナウなヤングにはピンとこないだろうけれど、かつては『ネットで情報を得る』というのは意識高い系ハイソサイエティーのみに許された特権であり、一般ピープルの主な情報源はテレビや雑誌であった。

そんな中、「意識の高い女性へ向けた政治・経済・国際問題・ファッション・メイク等の総合情報サイト」という、ややテーマがぶれている気がするが『女性向け』と言われれば許されるWebサイトが世間に氾濫し、わりとウケていた時代があったのだ。

今だと、ファッションやメイクを『女性』という括りで扱うと男女差別って言われそうだし、ファッションと政治経済の話題を同じサイトで読まなくてもいいっていう人が多そう。廃れるわけですね。

言えないよ

ある女性向けWebマガジンに編集長が読者のお悩みに答える相談コーナーがあった。

そのコーナーがひどかった。

たとえば

「会社の昼休みに女性社員同士で集まってお昼を食べるのが慣習になっていますが、わたしはたまには一人で食べたいと思っています。でも、新入社員で周囲は皆先輩なので断りづらくて悩んでいます。」

というお悩みに対する編集長の回答はこうだった。

「会社は仲良しクラブではないのですから、ランチで群がる必要などありません。『わたしは一人で食べたいので』と素直に言えばいいのです。」

いや、それは分かってる。

分かってるけど、先輩にそんなこと言ったら角が立つから、円滑な人間関係を保ちながらの解決策を望んでるんだよ!

それが言えるならそもそも悩まないだろうが!

あと、使い古されたツッコミだけど『仲良しクラブ』って何だよ。

と、わたしの悩みでもないのに不満を覚えてしまった。

やっぱり意識高い系の女は気が強くて自己中心的なんだな、とジェンダー論的に集中砲火を浴びそうな感想を持ってしまったが、そんなこと言ったら炎上しちゃうから言えない…

というころで、郷ひろみ『言えないよ』を聞きながらのお別れです。

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大人になったら眉毛細くなりましたね。