夏のジャニーズコンサートを振り返る
夏の思い出
夏休みといえば、校則をやぶって髪を明るい色にしたり、予備校の夏期講習で知り合った他校の男子生徒とお友達になったり、学校のアイドル的存在のクラスメイトと海やプールに出かけたりと、開放的な気分になっていつもとは違う行動をとってしまうものだ。
ちなみに、前ふたつは高校時代のクラスメイトのめぐっぺとしぶしぶの体験で、最後のは『ときめきメモリアル』での体験である。
社会人ともなると夏休みが必ずしも友人の休みと一致するわけでもないし、年々出不精になるし、夏ならではの体験みたいなことはあまりやっていない。
社交的でアクティブな皆さんは、仲間とフェスに行ったりBBQしたりキャンプしたりするんでしょう?
普段はインドアおひとり様で、楽しい夏を過ごす皆さんを羨むだけのわたしだが、この夏は違った。
あーーーこのーなーつはーーーちーがうわーーー
ダンス込みだと『まじですかスカ!』が結構好きです。少数派かもしれない。
現在の娘。ほどフォーメーション重視じゃなく、個人技とフォーメーションのバランスが程よいところ、サビのラインダンスっぽいところ、ガキさんの「気~に~なってしょうがな~い」が好き。
何の話でしたっけ。
A.B.C-Zコンサートツアー2019『Going with Zephyr』、『Summer Paradise 2019』Travis Japan公演
A.B.C-Zファンになってからジャニーズを知り、ジャニオタになって早4年。
A.B.C-ZコンサートとABC座には行っていたものの、それ以外のグループのコンサートには行ったことがなかった。
A.B.C-Z以外のコンサートになど行かない!という硬派なタイプ…というわけではなく、日程の都合が合わなかったりチケット落選したりでなかなか行く機会がなかったが、今回やっとトラジャを生で見ることができた。
そんなわけで、この夏ふたつのコンサートを観覧して感じた違いについて書いていきたい。
楽曲
当たり前だが、A.B.C-ZのコンサートではA.B.C-Zの曲が歌われる。
今までの慣例だとコンサート前に新しいアルバムを発売するので、コンサートはそのアルバムの曲を中心にした構成になる。
よって、初めてコンサートに行く人でも最新アルバムを聴いておけば何とかなる。
余裕がある人は『Za ABC~5stars~』と『ずっとLOVE』あたりをおさえておけば無問題だ。
それに対し、Travis JapanはCDデビューしていないジャニーズJr.である。持ち歌がないわけじゃないが、コンサート1公演分をまかなえるほどの曲数はない。
なので、足りない曲数はデビューしている先輩グループの曲から拝借する。先輩の曲をカバーするのは、まぁジャニーズJr.あるあるの一種だろう。
先輩の曲を歌うのはいいのだが、わたしはジャニオタっていうかえびオタなので、正直言ってA.B.C-Z以外の曲は各グループのデビュー曲とか代表曲とか、とにかく有名な曲しか知らない。何なら有名な曲すら知らない。
今回のサマパラでトラジャのオリジナル曲以外だと、ミステリーヴァージン、宇宙に行ったライオンくらいしか分からなかった。
Jr.を応援するに当たっては、ジャニーズグループ全般をおさえておく必要があるのかもしれない。
せめてトラジャがバックについているKis-My-Ft2くらいはチェックしておくべきだった、と反省している。
これは来年以降に生かしていきたい。
パフォーマンス
A.B.C-Zのパフォーマンスについては、映像で見ても実際に見ても素晴らしいことはすでに知っているので、特に不安を感じることなく安心して見にいける。
Travis Japanに関しては、ダンス能力が高く、歌も上手い…というか極端に下手な人はいない、ということは把握していた。
ただ、テレビや映像で見るのと実際に見るのとでは感じ方が違うこともあるため、期待半分・不安半分で見に行った。
全体としては素晴らしかった。
ダンスが言うことなしなのはもちろんだが、ただ上手いとか完成度が高いというだけでなく、魅せるステージだったし、歌声にもそれぞれの個性があって、選曲もその個性を生かしたものだったと思う。
また、スノストのデビューが発表された東京ドームコンサート後だったので、メンバーもファンもお通夜状態だったり、逆に「絶対デビューしてね!一生付いてく!」みたいなパッションだったらどうしよう…と心配していたが、そんなこともなく程よいテンションで楽しむことができた。
また、Youtube動画中のテンションが低くて「やる気ないならやめろ!」と叩かれがちなうみんちゅも、楽しそうにしていてよかった。
ファンじゃない人から「愛想がない」「いつも不機嫌」と叩かれているけど、コンサートではニコニコしててファンサもしてくれるはっしーみたい。
ただ、多少気になることもある。
ひとつはアクロバット。
えびだと塚ちゃんがバク転しまくるのはもちろん、他メンバーもたまにバク転したり、バク転以外の協力技を出したり、全員がアクロバットに何らかの関与をしているアクロバットコーナーがあるが、トラジャはアクロバット担当ノエルくんがバク転する以外はほぼノーアクロ。
ダンスグループだから無理にアクロしなくてもいいけど、それならノエルくんもダンスに集中して統一感を出した方がいいのでは? という気がしなくもない。
でもノエルくんのバク転も見たいし、難しいところですね。
あとは、今後のお仕事のお知らせをしている時ノエルくん以外のメンバーが無言だったり、MCからパフォーマンスに戻る時などコーナーとコーナーの継ぎ目に変な間があったり、トラジャは全体的にトークに対する積極性が薄くない? と思う。
たとえば、A.B.C-Zではしゃべらないと言われる五関さんすらそれなりに相槌打つし間を繋いだりするけれど、トラジャは自分がしゃべる順番の時は皆そこそこ面白いのに、自分のパート以外ではトークに参加する人が少ない気がする。
ガツガツしてない上品さはトラジャのいいところだと思うけど、トークに関しては多少ガツガツしていいかもしれない。
ファンの年齢層
A.B.C-Zのコンサートに行くと、小さなお子様連れのママさん、6~70代くらいのご両親と一緒のアラサー~アラフォーの娘さん、何故かスーツ姿のおじさん等、結構幅広い年齢層のファンを見かける。
なので、ジャニーズファンとしてはそれなりに高齢のわたしでも安心して行くことができている。
それと比べると、Travis Japanのコンサートにやってくるファンの皆さんは総じて若い。高齢のご両親連れの娘さんもいなければ、たまに男性ファンがいてもスーツ姿のおじさんもいない。
ジャニーズJr.の中では兄組と言われるトラジャですらこの有様なら、HiHi Jetsや美 少年だったらどうなってしまうのか。絶対浮いてただろうから、裸の少年夏祭り行かなくてよかった…
トラジャファンの中ならギリギリ許されるんじゃないか…と自分に甘めに判断してみたものの、自分の席の近くにやってきたノエルくんやげんげんやまつくをガン見しすぎたら
「あそこのおばさんめっちゃ見てる…」
とキモがられるのではないかと心配になり、視線の持って行き場に悩んでしまうこともしばしばだった。
やはりわたしのホームはA.B.C-Zおよびえびコンであることを、改めて感じた夏だった。
えびはガン見していいのかと言えば、えびメンバーは長年の経験でおばさんにガン見されることに慣れてるだろうからオッケーのはずだ。
ファンサとか
えびコンでは小さいお子さんに明らかにファンサしてたり、マイクを通してファンをいじったり、何ならファンと会話したりする。
トラジャだと親子連れの姿もあまり見かけなく、自分のトークに精一杯でファンをいじったりは出来ないようだったが、自分のうちわを持っている子に手を振ったり、目の前にいる子と握手? ハイタッチ? したりといった世間一般のファンサは十分にしていたと思う。
驚いたのは、わたしはパフォーマンス中に移動するステージの移動先?の前から2列目というわりと良席だったのだが、両隣の人たちが皆、1列目の人がハイタッチしている様を大人しく見ていたことだ。
席を乗り越えたり前の人を押しのけたりするのは論外だが、2列目ならちょっと手を伸ばすくらいやっちゃわない?
えびコンでそんなに前の方になったことないけど、通路側の席だった時にその通路をふみきゅんが通った時に隣の人が頑張って手を伸ばしてふみきゅんに触ろうとしていたことがあったよ?
でも、そんなえびコンでも、噂に聞くジャニーズコンサートのような銀テープやサインボールを奪い合う仁義なき戦いなどに出くわしたことはないから、えびファンが特別荒れてるわけじゃなくて、トラジャファンに上品な人が多いんだと思う。
やっぱり、トラジャ自体がおっとり平和な雰囲気だから、ファンもそれに似てくるのだろうか。
目の前でノエルくん、元太くん、まつくが1列目の子たちと触れ合ったりしているのを2列目から見ていて、
「この距離ならうちわ作ってきたら見てもらえたな…」
と、『パンをパンパン焼いて』うちわを作ってこなかったことを後悔したが、そもそもそのメッセージが自分に宛てられたものだとは、さすがのブレインタイガーも気付かないかもしれない。
ファンサとは違うんだけど、ファンへの掛け声? 煽り? あるじゃないですか。
普段は皆礼儀正しいトラジャが、育ちがよさそうなノエルくんも「お前らー!もっと声出せー!」とか若干オラついた感じになるのも若さを感じていいんだけど、いかにも千葉のヤンキーといった雰囲気のはっしーすら「みんなー!りょうちゃんだよー!楽しんでいってねー!」みたいなかわいいキャラを押し出してくるA.B.C-Zがわたしは好きだ。
過去のコンサートの中でわたしが一番好きな煽りメッセージ? は、SLTコンでの塚ちゃんの
「僕が皆を楽しいところへ連れて行ってあげるー!」
です。えびは皆かわいいよ。
まつくかわいいよまつく
サマパラでは、移動ステージから前の席に向かってパフォーマンスするため、わたしの席からはトラジャの背中が見えている、ということが何度かあった。
その度に、少クラの番組協力でステージの後ろで手を振ってる人たちの気分を味わいながら、まつくの後頭部の刈上げをガン見していた。
テレビやYouTubeでは前からか、あっても横顔のカットばかりなので、後ろ姿を見ることは案外なく、まつくが結構しっかり刈り上げていることに初めて気付いた。
こんなにまつくの刈上げを見つめているとバレたら
「あのおばさん刈上げをめっちゃ見てる!」
とキモがられそうだが、後ろ姿だから多分気付かれていない。
あまりに見つめすぎたせいか、今までトラジャの中ではノエルくん推しでその他DDな感じだったのだが、小さくてカワイイまつくの存在が急に気になるようになってしまい、今は一番ノエル、二番まつく、ついでに三番元太(近くにいたから)と明確な順位がついてしまうほどになった。
まつくかわいいですよね。歌も上手いし、不憫だし。
とっつーも生きている
えびコンでは通路側の席だったのだが、自分では意識していなかったがおそらくトラジャのサマパラでお触りできなかったことでフラストレーションが溜まっていたのだろう。
横の通路をとっつーが通った瞬間、わたしのテンションは一気に最高潮に盛り上がった。
「ヒャー!とっつー!」
と、遠慮なく手を伸ばしてベタベタ触ったとっつーの手は、温かくて、少し汗ばんでいた。当たり前だが、とっつーもここに存在する生身の人間なんだな…と思った。
今までのコンサートでは、目の前の斜め前で衣装に袖のないJr.が踊っていようが横をふみきゅんが通ろうが、そこまで平常心を失ってしまうことはなかった。いや、少しはテンション上がってたけど。
言わばサマパラの仇をえびコンで取ったわけだが、冷静になった今、別にお触りはなくてもいいかな、と思う。あの時はおかしなテンションになっていた。旅先だったし。
やっぱりお触りよりもファンサだな。
ということで、来年はえびコンもサマパラもうちわを作って参加したいと思う。
何の結論にもなってない。