2月24日の日記(イブン・バットゥータとASKAと中邑の誕生日)
イブン・バットゥータの誕生日
史上最も偉大な旅行家のひとりである、イブン・バットゥータの誕生日らしい。
イブン・バットゥータは1304年ベルベル人国家・マリーン朝モロッコに生まれ、22歳の時にメッカ巡礼のために旅に出て以来、その工程はアフリカ、ヨーロッパ、中東、インド、中国まで含むおよそ12万kmにも及び、帰国後はその30年にわたる経験を口述筆記で旅行記としてまとめた。
その旅行記は『三大陸周遊記』として知られる。
『三大陸周遊記』を読んだことはないけれど、世界史の教科書に出てきたから聞き覚えはあるイブン・バットゥータ。
「イスラム世界の発展」とかそのあたりで出てきたんだっけ? 名前は覚えているけど、どういう功績のある人なのかはあまり覚えていなかった。
というか、世界史の教科書に出てきて「ふぉーー、これがイブンバツータ…」と思ったから覚えているだけで、どちらかというと偉大な旅行家というよりナイルなトトメスの変身の呪文というイメージが強い。
わたしにとって、日曜の朝はアニメや戦隊ヒーロー・仮面ライダーではなく、少女向け特撮ヒロインの時間だった。
不思議少女ナイルなトトメス
「イブンバツータ・スカラベルージュ」の呪文で変身する『不思議少女ナイルなトトメス』は、1991年フジテレビ系で放送されていた特撮ドラマである。
主人公・サナエがお墓参りでうっかりお墓を壊してしまい悪魔の封印を解いてしまったため、2代目『ナイルなトトメス』に変身して逃げてしまった悪魔を再び封印するために闘うという物語だ。
何故サナエの家のお墓に悪魔が封印されていたかというと、サナエの祖先が初代ナイルなトトメスだったからだが、祖先はエジプト人でお墓はピラミッド型だった。
わりとすごい設定だな。
悪魔の力を利用して日本の優秀な労働力を自分の国に引っ張ろうと悪巧みするダメンテ大統領とか、封印された仲間の復讐のために戦う『ナイルの悪魔労働組合』のワルサ委員長とか、今思うと全体的にキャラ設定が子供の見るお話にふさわしくなかったような気もする。
でも、子供の頃のわたしはそんなこと気にせず楽しく見ていたし、悪魔の力を利用した悪巧みを考えたりもしなかったので、大人が考える「子供に見せたくない」「子供が見てはいけない」という作品は、実際のところ子供の成長過程にさして影響を与えないのではないだろうか。
いや、もしかしたら、自覚は一切なかったが、わたしがわりと偏屈な人間に育ってしまったのは、六本木のディスコで働いていたワルサ委員長やいかだで日本に密入国していたダメンテ大統領の影響なのかもしれない。
あと、ダメンテ大統領とその通訳が、当時は『テンション』というコンビだったが今はそれぞれソロで活躍している、俳優の田口浩正さんと芋荒坂係長だったということに今気付いて驚いている。
ミュージシャン・ASKAの誕生日
イブン・バットゥータからナイルなトトメスの話になり、ずいぶんと話が脇道に逸れてしまったが、それより僕が伝えたいのは、今日はCHAGE&ASKA・ASKAの誕生日ということだ。
(Sons and Daughters 〜それより僕が伝えたいのは 作詞作曲・飛鳥涼)
ASKAさんは薬物関係のアレでいろいろあったが、作る曲はすばらしいものばかりだし、歌声も心に訴えかけてくる力があるし、ミュージシャンとしての才能はすごい。
玉置浩二とかも人格はクソだけど歌声は素晴らしいし、その実力や功績と人格や罪状ってまったく関係ない。
罪は罪として償わないといけないし、薬物依存は治療が必要なことだが、「クスリやってる奴の作った曲なんて聴く価値がない」とかそういうことではないと思う。
まあ、今までどおりの純粋な気持ちで見られないとかちょっと抵抗があるとか、そういうのは分かりますけども。
なので、クスリとASKAの曲の評価とはまったく別物だと頭では分かっているのだが、
「『しゃかりきコロンブス』とか『はしゃごうよパラダイス』とか、クスリのテンションで書きあげた歌詞だったのかな」
なんてことを、ついつい考えてしまう。
かーくんのスター性すごい。
そして、中邑真輔誕生日
そして、プロレスラー・中邑真輔の誕生日でもある。
WWEを退団してAEWに行くなんて噂もあるが、どうなるんだろう。
わたしは中邑選手のファイトスタイルとかそんなに好きではないが、癖の強いキャラクターのレスラーが中心のWWEで特別キャラを作らずにやっているところはすごいよなーと思う。
『神の子』中邑真輔も、もう39歳か…