謹賀新年、そしてわたしの長年にわたる勘違い
初春のお慶びを申し上げます
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、紅白にカウコン、各種年末年始特番などお楽しみになったことでしょう。
我がA.B.C-Z軍は、CDTV年越しスペシャルライブ以外は主に塚ちゃんの活躍ばかりが目立つものの、来週8日にはコンサートを控えているのだから不満などない。
無いったら無い。
強いて言うなら、今年の年末〜来年年始は塚ちゃん以外のメンバーをテレビで見られたらいいな、とは思う。
塚ちゃんのテレビ出演の充実ぶりと、
他メンバーのあっさりぶりよ…
何はともあれ、今年もよろしくお願いいたします。
新年を迎える前の出来事
ところで、新年を迎えるにあたり、誰もがやっておかなければならないことがある。
そう、大掃除である。
大掃除といえば、本棚に眠っていた昔買ったマンガを捨てるかどうか悩み、とりあえず読んでから判断しようとして、結局マンガを読み込むだけで半日が過ぎてしまうという人も多いのではないだろうか。
わたしはそうだ。
そんなわけで、年末は中高生の頃愛読していた『スプリガン』『ARMS』(ともに皆川亮二作)を読み込んでしまった。
そこで、わたしはあることに気付いてしまった。
「皆川マンガの転校生はだいたいジャニーズ系」と十数年間思っていたのは、勘違いだったということに。
『スプリガン』とは
現代を超える科学力を持つ古代文明の遺産を悪用されないよう、人知れず遺跡を守り、その力を封印するエージェント『スプリガン』の活躍を描いたSFバトルアクションマンガである。
実力者揃いの『スプリガン』の中でもトップクラスの実力を持つのが、主人公の御神苗優。
スプリガン活動で慢性的な出席日数不足に陥りつつ高校生活を送っているのだが、ある日転校生がやってくる。
それが、御神苗と因縁のある金谷唱なのだが、問題は金谷に対する女生徒の反応だ。
「ねえねえ あの子ちょっとかわいくない!?」
「本当、ジャニーズ系の顔よね。」
そんなジャニーズ系の金谷くんはこちらです。
たしかに、目が大きくて眉毛がキリッとしているところはジャニーさんの好みかもしれない。
でも、皆川先生がそこまでジャニーさんの好みについて考えたとは思えないので、多分ヤンキーっぽくないかっこいい男の子=ジャニーズ系くらいのイメージなんだろう。
あと、御神苗くん含む男性キャラクターは直線で描かれる髪型が多いので、金谷くんのゆるふわパーマみたいな前髪もジャニーズっぽさの表れなのかもしれない。
『ARMS』における転校生
サバイバル技術に秀でているが自身を平凡だと思っている高校生・高槻涼が、ひとりの転校生がきっかけでARMSと呼ばれる超人的な能力を有する兵器を巡る戦いに巻き込まれていくSFバトルアクションマンガのことである。
主人公・高槻が戦いに巻き込まれるきっかけとなる転校生が、こちらの新宮隼人だ。
眉毛がヤンキーか高校球児レベルの薄さなのが気になるが、前髪長めのロン毛にぱっちりしていて鋭い眼差し、何となく若い頃の木村拓哉さんみたいな感じじゃないだろうか。
そして、女生徒が転校生に対して反応を示す場面があるのだが、
「ねえねえ あの子、なんか超かっこよくないっ!?」
「ええっ‼︎ でもなんか怖いっていうかぁ。」
右手前の子が「!?」付きで話しかけて、左奥の子がそれを受けるという流れは『スプリガン』の転入シーンと同じだが、隼人はジャニーズ系じゃなかった。
ショックだった。
わたしは何故か『ARMS』のこのシーンをずっとジャニーズ系だと思い込んでいたからだ。
2002年の完結以降はあまり読み返していなかったので、おそらく15〜6年にわたって勘違いしてきたことになる。
過去に戻りたい
たまに、皆川マンガ愛読者の友人と話している時に「皆川マンガあるある」と称して、
「訳知り顔の女性キャラクターが出てくる」
「転校生はジャニーズ系」
などと言っていたのだが、一例だけならあるあるってほどでもない。
当時べつにジャニヲタでもなかったのに、何故そう思っていたのか…
恥ずかしすぎる…
過去に戻れるなら、友人と皆川マンガあるあるを話していたあの時に戻りたい。
あるあるリストから、「転校生はジャニーズ系」を抹消したい。
もしかして、ジョジョ第5部で「このド低脳がァーーッ」が文庫化に際して「この腐れ脳ミソがァーーッ」に改変されたように、ジャニーズからクレームが入って重版のタイミングで…? と思ったりもしたが、そんなことがあればネットで多少は騒がれたりするだろうから多分違う。
ジャニヲタではなかった頃から、ジャニーズに過剰反応してしまう(そして幻覚までみる)ジャニヲタの素質を持っていたのだろうか。
過去に戻れたら、ついでにジャニヲタになっておきたい。
2002年頃だと、どのグループのファンになっていただろう。タキツバあたりだろうか。
わたしはいかにもセンタータイプよりも、センターにひっそり寄り添う職人タイプを好む傾向にあるので、タッキーより翼ファンになっていたかもしれない。