分かる分かるよきみの気持ち
塚ちゃんの日向さんに対する気持ち
12月26日放送『ナレーター有吉』(テレビ朝日系)に、塚ちゃんが出演していたのをご覧になっただろうか。
タレントが自分のやりたい企画のVTRを作り有吉弘行氏にナレーションを入れてもらうというもので、塚ちゃんはイチ推しアイドル『フィロソフィーのダンス』の紹介企画だった。
わたしが共感したのは、塚ちゃんが有吉氏に「クリスペプラー風に」と指示を出して始まったメンバー紹介シーン。
日向ハルさんについて
「物を買い与えたくなる存在」
と言っていて、他のメンバーはアニメ声とかリーダーとかフェロモンとか一応特徴めいたことを挙げているのにそこだけ塚ちゃんの願望では…と思ったりもしたが、分かる。分かるよ。
その「買ってあげたい」という気持ち。
わたしもA.B.C-Zの皆に何か買ってあげたいけど、買ってあげる機会がないからCDとかDVDとか買ってるし!
ファンレターの中に商品券とか紛れ込ませる?
でも、それじゃちょっと味気ないし、不自然な厚みを怪しんだスタッフさんが未開封のまま捨てたらショックだし、諦めよう。
ふぉ〜ゆ〜におごろうとするファンの気持ち
『アウトデラックス』出演時、ふぉ〜ゆ〜の辰巳くんが
「飲んでいたお店にたまたまジャニヲタがいて、ザキさんが『お会計よろしく!』と冗談で言ったら本当に払ってくれそうになった」
という話をしていた。
そのおごりたい気持ち、分かるよ!
わたしも、たまたま入ったお店にふぉ〜ゆ〜とかえびがいたら、是非ともおごってあげたい。
「あちらのお客様からです」とバーテンダーがお酒を渡すのでもいいけど、もしかしたらもう散々飲み尽くした後かもしれないから、それなら酒出されるよりおごりの方が嬉しいはず。
プライベートで飲んでる時に話しかけるのも迷惑だろうし、何も言わず、自分のお会計の時についでに支払っておいたらいいのかな。
いや、たまたまお店で会った先輩がやるならともかく、存在すら把握してない人が自分たちの支払い済ませてたら怖いか。
子どもを思う山上憶良の気持ち
山上憶良は奈良時代の貴族・歌人。『万葉集』に多数歌が収められてる。
家族の愛情や庶民の貧しさなどを歌に盛り込むことが多く、鋭い着眼点と優しいまなざしが両立する人情派歌人である。
というのは皆さんご存知だと思うが、わたしが共感するのはこの歌だ。
瓜食めば子供念ほゆ栗食めばまして偲はゆ何処より来りしものぞ眼交にもとな懸りて安眠し寝さぬ
瓜を食べれば子どもを思い出し、栗を食べれば子供にも食べさせてあげたいなあと思い、どこにいても子供のことが目に焼き付いて安眠さえできない。
そんな子供に対する深い愛情を描いた歌だ。
わたしも、酒の肴になりそうなものを食べれば
「キャベツをアテに飲んでいるふぉ〜ゆ〜にも食べさせてあげたい」
と思い、コンビニで買った新作スイーツが意外と美味しかったら
「コンビニスイーツ男子・五関さんはもう食べただろうか」
と思う。
ポリ袋で作るパンレシピを
「パン作りが趣味の如恵留くんに教えてあげたい」
と思う。
まさに山上憶良である。
今まで、たまに会う親戚のおばちゃんの心境でA.B.C-Zおよびジャニーズアイドルを応援しているつもりだったが、実は我が子だと思っていたようだ。
愛情が重すぎるだろ。
フィロソフィーのダンスが好きという塚ちゃんの気持ち
せっかくの塚ちゃんのおススメなので、フィロソフィーのダンスの曲を何曲か聴いてみた。
すごくよかった。
『アイドル』という先入観で想像していたものを三段くらい飛ばした楽曲だった。
48系や坂道のようなすでに人気も知名度も高いグループだと、これまでと違う曲調の歌を出したらファンから叩かれそうだから、いわゆる地下アイドルの方が音楽的に自由なのかもしれない。
女性らしい柔らかさを感じる佐藤さんの歌声もいいし、個性的なアニメ声の十束さんの歌声もかわいいし、パワフルな日向さんの歌声も最高だけど、わたしは奥津さんの歌声が一番好きだ。
フィロソフィーのダンス/ ダンス・ファウンダー(リ・ボーカル&シングル・ミックス) - YouTube
いろんなJPopから要素をパクってきた絶妙にダサいMVもかわいいが、わたしが注目してほしいのは二番のサビの奥津さんだ。
「もーのーたりーいなーい」
のところの伸びのある歌声と少し裏返る感じが特に好き。
いいグループを紹介してくれてありがとう、塚ちゃん。
お礼の気持ちを込めて何かプレゼントしたい。冒頭に戻る。