A.B.C-Zとわたし
A.B.C-Zとの出会い
それは忘れもしない2015年11月の日曜日、普段は仕事で家にはいない時間、たまたまシフトがずれたか休みだったかで家にいたわたしは、何となくテレビを見ていた。
そこに登場した青年が、どうやら番組が改編期を越えてリニューアルしたらしく、こんなことを言った。
「初リニューアルスペシャル~!」
「『祝』だよ!」
えっこの人『祝』読めないの?! と衝撃を受けたまま、その番組を見続けた。
その番組はクイズバラエティーで、ロケ地にちなんだクイズに答えていくのだが、正解率の低い者は罰ゲームとして帰宅し、その後はどこか似た雰囲気のある素人が代役として番組に出演するというものだった。
もともとクイズ番組が好きなこともあるが、罰ゲームが帰宅というのが斬新だし、帰った後は素人の代役が登場するのもすごいし、何より「この人たちの知識はどうなってるの?!」ということに驚かされ、30分経つ頃にはこの番組の雰囲気にすっかりハマっていた。
全然見たことのない人たちだったので出演者を調べてみたところ、何とジャニーズのグループであるという。
アクロバットやダンスは得意だということだが、体動かすのは得意でも頭を使うのは苦手なのかな…? と、微笑ましいような痛々しいような何とも言えない感想を抱いた。
もちろんそのグループはA.B.C-Z、その番組は『ABChanZoo』である。
そして、冒頭で『祝』が読めなかったメンバーはもちろんはっしーである。
A.B.C-Zファン、そして五関担になったわたし
件のクイズ企画(以降『クイズサバイバル』とする)は、以下の流れである。
1st stage:
ロケ地の施設の入り口でクイズ→誤答退場や正答勝ち抜けで一人脱落
2nd stage:
施設にちなんだ常識クイズ→数問回答し、正答率の低い人が脱落(複数名の場合あり)
Last stage:
二択クイズ一問→残りメンバーが全員勝ち抜ける可能性もあるし、その逆もある
で、このクイズサバイバルで五関さんは3回連続くらいでファーストステージ敗退、ほとんどしゃべることなくダンスの得意な高校生の男の子とチェンジしていたが、ある時からわりと勝ち残ることが増えるようになった。
「コイツがんばってるじゃん!」と見直すようになったのだが、今にして思えば五関様に対して何とえらそうなことだろう。
ちなみに、五関さん勝ち抜け率に比例してはっしーの脱落率がめちゃ上がった。
そんなわけで、わたしにとってクイズサバイバルとは五関成長物語なのだ。
番組視聴を通じてA.B.C-Zのことを好きになりつつあったが、その中でも五関さんを応援するようになっていた。
キッザニア回(多分)で五関さんが初めてラストステージを勝ち残った時、感動すら覚えた。
なんとなく五関さんを応援しはじめ数ヶ月が経った頃、はっきりと五関さんに転んだと感じた瞬間が訪れる。それがこの場面だ。
画像が荒くて申し訳ない。
サンリオピューロランドでクイズサバイバルの回、ラストステージを唯一勝ち残った五関さんがサンリオオールスターズを率いて5starsポーズを決める。
この愛らしい姿に、私は心を打ちぬかれた。
この五関さんにアイドルの姿をみたわたしは、今まで「バカで愉快なお兄ちゃんたち」と思っていたA.B.C-Zをアイドルとして認識するようになったのだった。
『花言葉』とわたし
その後発売した『花言葉』(2016年3月発売)が、初購入のA.B.C-Z作品だ。
ショートムービー仕立てのMVで、ストーリーの合間合間に歌が差し込まれるという変わった構成になっている。
未見の方には是非ご覧いただきたい。きっとこれを見たら
「あれ?A.B.C-Z意外と演技いけるんじゃ?」
と思うはずなので、特にテレビ局や制作会社のドラマや映画担当の方に見てほしい。
漢字の読めない千葉のヤンキーとしか思えなかったはっしーが真面目で心優しいリハビリの先生に見える。
「あなたを、好きになってしまいました!」
は五関担のわたしもときめいたわ。
あと、無精ひげの五関さんまじでかっこいい。身長があったら綾野剛くらいにはなれるよね(暴言)。
そして、五関さんがダンス得意とか全然知らずに五関担になったから、これを見て
「五関さん、本当に踊れるんだ…」
と思った。
急にすね~た~り~♪の振り付けがかわいい。
衣装がかわいい。
五「可憐なつ~ぼ~み~」→塚「このさ~きずうーっとー」
の流れが好き。
とにかく、『アイドル・A.B.C-Z』いいじゃん!
とすっかりハマった私は、発売済みのCDを買いあさるようになったのでした。