オタクの異常な愛情 または私は如何にして心配するのをやめて橋本を愛でるようになったのか
A.B.C-Zメンバーの魅力について
わたしは、『ABChanZOO』クイズサバイバルでなんとなく心惹かれて五関担になった。
その後パフォーマンスを見てダンスがうまいとかアクロバットでおもちゃにされてるのがかわいいとか後付けの理由も加わったが、基本は「なんとなく」である。
塚ちゃんも、明るいキャラクターでグループを盛り上げたりバラエティ番組出演時にがむしゃらに頑張っている姿を見て、なんとなく好感を持った。
とっつーは、ああいうつかみどころのない独自の感性を持つ人は、好きな人はものすごく好きになんだろうな、となんとなく納得していた。
そんな感じで、感覚的に「なんとなく」魅力を感じた他メンバーに対して、はっしーと河合くんに関してはどこがいいのかいまいち分からなかった(←炎上案件)
皆どこが好きなの? なぜいいの?
そんな風に思っていたわたしが理由を求め続けた結果、はっしーに可愛さを感じるようになった理由をお伝えしたい。
歌っている姿がいい!
はっしーはA.B.C-Zのメインボーカルである。だから歌が一番うまいんだろうなー、とは思っていた。
しかし、わたしがA.B.C-Zファンになってしばらくの間、はっしーは笑わない期(※)だった。少クラやABChanZOOで新曲を披露する時など自分のホームでは笑うこともあるが、たまにでるよその音楽番組ではほぼ無表情。
おめーやる気あんのかよ、とオラオラしていたのだが、ある日、気付いた。
「あれ? はっしーが…笑っ…た?!」
クララが立った!クララが立った!
わたしがはっしーの笑顔に初めて気付いたのは、5月くらいに何かの音楽番組での(曖昧すぎる記憶)『FutureLight』披露時のことだが(最後のほうで一瞬笑った)、いつ笑顔解禁になったのかご存知の方がいたら教えてください。
Mステ『JOYしたいキモチ』。とっつーと並んでニコニコするはっしー。
そして見切れた五関さん(わたしの撮り方が悪い)。
ウィンクいただきましたーーー!!!
アルコ&ピースの平子さんが「橋本が笑えば世界が笑う」と言っていたが、ほんとそうだなって思うよね。
笑顔で歌うはっしー、なるほどかわいいじゃねーの…。
なるほどSUNDAYじゃねーの(オタはこんらんしている)。
あと、はっしーの歌の良さって音程が取れてるとか声がかっこいいとかだけじゃなく、声に表情があるところだと思う。「声に表情ください」の五関さんの逆だが、五関さんの歌声も好きですよわたしは。
おそらくはっしーがまだ16〜7歳の頃、デビュー前のA.B.C-Zが『InaZUMA☆Venus』を歌っている動画を見て
「感情の内容は分からないが、何だかすごく心に迫るな…」
と感じたことがあった。心情的にはキン肉マンの「ことばの意味はわからんがとにかくすごい自信だ!」に近い。
わたしの中でジャニーズJr.とは「フレッシュ!一生懸命がんばってます!」という可愛らしいイメージが強かったが、はっしーの歌はJr.にしてすでに「一生懸命がんばる」の域を超えていた。その分フレッシュ感も皆無だったが、それはそれでいい。
突き抜けたバカである
嵐・櫻井&SexyZone・菊池による慶應大学閥や上智大学大学院卒・SnowMan阿部ちゃんなどジャニーズにも高学歴化の波が押し寄せ、ガテン系ジャニーズ・A.B.C-Zには辛い時代である。
しかし、そんな世間に負けず、小手先の技で利口ぶったりせず、堂々としたバカであるえびをわたしは愛している。
その中でも、はっしーはダントツのバカである。
まず、基本漢字は読めない。
- 祝リニューアル→初リニューアル
- 蛇の道は蛇→ミミズの道はミミズ
- 歯に衣着せぬ→歯にガーゼせぬ
- 初回封入→しょかい…ふ、にゅう?
ついでに書けない。
- しばこうえん→山公園
- 「かんたんなクイズ」と言われて出題された他人への問題にキレる。
「全然むずいじゃねえかよ」ははっしーで、五関さんは普通に正解だった。
あと、いろいろ知識が抜けてる。
『ニュートン』を知らない。
でも『トン』が付くことは知ってたんだねすごいじゃん!と、思わせるところがはっしーの才能である。
他に、「ビールの原料は麦芽と何?」という問題に「プリン体」と答える誤答も好きだ。
たまに「叉焼」をちゃんと「チャーシュー」と読めたりすると驚かされる。
そんなバカなところもかわいいよはっしー。
素直である
自分の感情に素直であることも、はっしーの魅力である。
たとえば、東京タワーを階段で登って問題の入った封筒を入手し、再び階段を降りてクイズに答える企画で(企画が鬼すぎる)、問題が入っていないハズレ封筒を引いてしまったとき。
怒りのあまりセットを破壊!
階段への怒りをセットにぶつけてしまったことを反省するはっしー。
また、ソフトボールでフライキャッチしないとクイズに解答できない企画で、ボールをなかなかキャッチできず敗退寸前に追い込まれたとき。
ソフトボール部所属の女子大生たちが応援!
この後、見事にキャッチするはっしー。
(ピンクはとっつーの代役の人です。)
腹が立った時は怒りを露わにし、女の子の声援をもらった時は喜びを全身で表現する。自分の非は認める。
こんな素直なタレントなかなかいないだろう。
同意を得難いかもしれないが、女子大生の声援だけでなく、番組共演者が女性だと(腐女子の先生だろうがバブルの先生だろうが)張り切っちゃうはっしーが好きだ。
昔のバラエティ番組のオチで「エリカちゃんというかわいい女の子からのキスが贈られます!」という煽り文句でアジャ・コング(本名宍戸江利花)が登場する、というパターンがしばしばあったが、はっしーなら共演者がエリカちゃんでも喜びそう。
アイドルならいつでもニコニコしてろよ、と考える人もいるだろうが、わたしはアイドルとしては不完全なところがはっしーの魅力だと思う。
はっしーかわいいよはっしー
橋本担の方々からすると、「何今さら当たり前のこと言ってんだ」あるいは「はっしーの魅力はそんなもんじゃない! 何も分かってない!」ということになるかもしれない。
わたしの中では「バカな子ほどかわいい」の最たるものがはっしーだが、パフォーマンス中のかっこいい姿、仕事に対する真剣な姿等に心惹かれた人もいるだろう。
でも、はっしーの愛で方は人それぞれ、百人いれば百通りの愛で方があってよいのだ。
(※)笑わない期…歌番組に出る度ネットで「A.B.C-Zのセンターって笑ったら死ぬ病気なの?」と言われるほど無表情だった時代。歯並びがコンプレックスで笑いたくなかったらしい(写真集『五つ星』参照)