東京ジョイポリス『A.B.C-Z FIVE STARS FESTIVAL』に行ったはなし
東京ジョイポリス
東京・お台場にある人気屋内型テーマパーク『東京ジョイポリス』。
スマホで『ジョイポリス』と打ったら『女医POLICE』って変換されたんだけどわたしだけだろうか。
なんだよ、女医POLICE。
財前直見主演『スチュワーデス刑事』的な「いやどっちだよ」感が漂うが、スチュワーデス刑事は本業スチュワーデスが事件に巻き込まれる設定だったから、女医ポリスの場合は本業は女医だろうか。
スマホで女医や警察について調べた記憶はない…と思ったが、ひとつ心当たりがあった。
何故か突然スティングについて知りたくなり、ついでにTHE POLICEについて調べていたのだった。
ポリス結成以前のライブなどで、蜂を連想させる黄色と黒の縞の上着を愛用していたことからスティング(sting=「ちくりと刺す」の意味)と呼ばれるようになった。
Wikipediaより。『黄色と黒の縞』と言われると、わたしの貧困な想像力では鬼太郎のちゃんちゃんこしか思い浮かばないのだが、一体スティングはどんな上着を着ていたのだろう。
それはさておき、ジョイポリスである。
ジョイポリスといえば、昨年秋にA.B.C-Zと『A.B.C-Z 5 STARS CIRCUS』と銘打ってアトラクションやカフェメニューなどで様々なコラボレーションをしていたが、今年は『5 STARS FESTIVAL』としてさらにパワーアップして帰ってきた。
この調子(?)で、毎年の恒例イベントにしてもらいたい。
そんな『5 STARS FESTIVAL』に行っていたのだが、スマホの写真フォルダに埋まったまま数ヶ月が過ぎ去ったので、ここに公開したい。
コラボカフェメニュー
DAN DAN Dance!!レモンバターパスタ
パスタといえばミートソース、ペペロンチーノ、たらこスパゲティ、ナポリタンくらいしか食べない野蛮人なので、『レモンバター』という聞き慣れぬワードに若干腰が引けたのだが、食べてみたらさっぱりしていて美味しかった。とびっ子のぷちぷちが良い。
Black Sugar ケーキ
妹がオーダーしたBlack Sugar ケーキ。見た目だとすごく甘そうな感じがするが、意外と甘さ控えめで食べやすい。
まあ、わたしは甘いものは歯が溶けそうなくらい甘い方が好きなんですけども。
黒いお皿に粉糖で書かれた『Z』もおしゃれ。
ドリンクメニュー
左:Walking on Clouds いちごみるく
右:Summer 上々!!ソーダ
かわいいんだけど、ストローの太さよりも大きいサイズのものが浮かんでると飲みにくいのが難点だ。
いちごみるくに浮かんでるマシュマロ、めっちゃ食べにくいし飲みにくかった。かわいいんだけど。
あと、星柄の紙ストローもかわいいしエコでいいですね。
食べ物以外の写真は少ない
『撃音 ライブ コースター』『ハーフパイプ トーキョー』『ワイルドリバー ザ・トレジャーハント』『フォーチュンフォレスト』のアトラクションでコラボしていたが、アトラクション内では写真撮れないじゃないですか?
そんなわけで、食べ物くらいしか写真が残っていないのは致し方ない。
決してわたしの食い意地が張っているとかではない。
そんな食べもの他の人が撮っているのを見て、あ!わたしも撮っておこう!と慌てて撮った写真がいくつかあるのでご覧ください。
五関さんには丈長めの衣装が似合うと思う。『Take the "5" Train』の衣装も似合ってたし。
『DAN DAN Dance!!』の衣装、カラフルだけどメンバーカラーじゃないところが新鮮でいいですよね。
デジタルライブ開始前、ステージ脇で案内してくれるスタッフのおねえさんがコラボカフェメニューの話をしていて
「コラボのカレー、美味しいけどめっちゃ辛くて食べるの大変だった」
と言っていたので、パスタかカレーか悩んだけどパスタにしてよかったと思った。
一緒に行った妹も、カレーかケーキか悩んだけどそこまでお腹減ってないからケーキにしておいてよかったと言っていた。
多分、辛いものが苦手な家系です。
『ソーダ』といえば青が基本だろ!ということで五関フロート一択。
でも、『クリームソーダ』なら緑のイメージなのに、ソーダは青だと思っているのは何故だろう。ガリガリくんソーダ味の影響だろうか。
コラボフロートを購入するとおまけでもらえるシール?ステッカー?。
保管し続けるほど几帳面ではないのでどこかに貼ってしまいたいものの貼る場所を決めかねて暫定で財布のカードポケットの中に入れていて、いつも五関さんの顔の上半分だけが覗いているのだが、どことなくモデル・タレントのJOYに似ている気がする。
買い物の度に
「えっ、JOY?! ……なんだ、五関さんか」
と驚いているので、そろそろコイツに終の棲家を与えてやりたい。
アトラクションの感想
アトラクション、難しくないですか。
動きの機敏な若者ならさらっとこなせるのかもしれないし、もしかしたらわたしが人並み外れてリズム感がないせいかもしれないが、『撃音ライブコースター』も『ハーフパイプトーキョー』も、とにかく難しかった。
撃音の方はコースターに音ゲー要素を組み合わせた新感覚のアトラクションのようだが、どちらかだけでいいと思う。マジで。
あの手の乗り物はメガネを外さなければいけないので、そもそもリズム感がない上にド近眼+乱視のわたしは三重苦を負ってアトラクションに臨まなければならないのだ。こんなに尊敬できないヘレン・ケラーなかなかいない。
定員4人でわたしと妹と知らない女性の3人で乗り込んだが、絶対この人
「うわぁこいつリズム感皆無だわー」
って思ってる! と被害妄想を発揮するくらいのひどさだった。
でも、三重苦なりに面白かったです。
そして、ハーフパイプトーキョー。
重心の掛け方がどうとか説明を受けたものの全体的に意味がわからず、たまにA.B.C-Zメンバーからお褒めのコメントが入ってもどこを褒められたなかさっぱり分からなかった。
モニターでA.B.C-ZのMVが流れているがプレイ中にそれを見る余裕もない。
プレイ後は首が痛い。
でも、意味が分からないなりに面白かったです。
占いはしなかったので、最後にワイルドリバー。
わたしはもともとジャングルクルーズ的な小芝居込みのアトラクションが好きなので、これはよかった。
客側に技術が求められないところが何よりいい。
A.B.C-Zのナビゲーションを聞いていて、塚ちゃん洋画の吹き替えとかできないかな? とちょっと思った。
何となく、海外ドラマに登場するお調子者キャラっぽいトーンだと思うのだが、どうでしょうか。
ホラー映画だったら序盤で殺されるタイプの友達役、あるいは深夜の通販番組のマットの上に乗った卵が割れていなくて驚く小太りの女性っぽい雰囲気があると思う。
あと、はっしーって声だけ聞くと優しげなイケメンっぽい。いや、顔も吉沢亮似の(?)イケメンだと思うけど、見た目から感じるヤンキーっぽさが無い。
塚ちゃんとはっしーに声優的なお仕事をさせてみてほしい。
五関さんは、声は好きだけど感情の起伏を感じにくいからナレーションとかで。
全体的には大満足
録画・録音はできないプレミアムデジタルライブも素晴らしく、大満足なのだが、不満がひとつある。
アトラクションが難しいのは個人の感想なので不満には含まない。
その不満とは、何ていう名前か分からないけど衣装展示コーナーの脇に設置されていたA.B.C-Zメンバーがランダムに映し出されてコメントを出してくれるパネルみたいなやつのことだ。
せっかく五関さんが現れたので写真に残そうと思ったら、全然思い出に残る感じの写真にならなかったのだ。
後方に知らない女性が映りこんでいることに気付いたので加工したが、自分に関しては一切加工していないのに、デジタルの産物である五関さんよりもこの場では生身の人間であったはずのわたしの方がうすぼんやりしていて幽霊っぽい。
来年もコラボしてくれるならば、是非このパネル的なやつを写真が取りやすい感じの光の加減にしていただきたい。
以上です。
ご清聴ありがとうございました。
『こまったさんのカレーライス』を作ってみました
『こまったさん』を知っていますか
『こまったさん』をご存知だろうか。
30~40代の方々はご存知だと思うが最近の若者たちは知らないかも知らないので説明すると、『ぼくは王さま』などの人気作を手掛けた寺村輝夫の作品で、『かぎばあさん』シリーズ等で知られる岡本颯子がイラストを担当している、かれこれ30年以上読み継がれている児童書シリーズである。
この作品の特筆すべきところは、ストーリーを追いながらお料理の作り方を学べるという点にある。
今でこそ料理やお菓子作りを紹介する児童書は、絵本、童話、ハウツー的な読み物など数多くあるが、このジャンルの先駆け的な存在であると言っても過言ではない。
ルルとララはハワイアンパンケーキとか作っちゃうんだね……と感じるジェネレーションギャップ。
わりと本から世の理を学ぶタイプだったわたしは「大人になったら、わたしもこまったさんのように料理に困っているのかもしれない」「その時は、こまったさんの料理を作ってみよう」などとかわいいことを考えたものだが、今現在、何かと無茶ぶりをするヤマさんのような夫はいないので料理に困っていないし、そもそも大人になってもたいして料理していない。
人生って思い通りに行かないものですね。
叶わないことも多い人生だから、せめて「こまったさんの料理を作ってみよう」くらいは叶えておこう。
そう思い、『こまったさんのカレーライス』を作ってみることにした。
(
まず材料を読み取ろう
久しぶりに『こまったさん』を読み返して驚いたことがいくつかある。
先ほど軽く触れたように夫のヤマさんが当日になって突然友達を家に呼ぶからご馳走を作ってほしいなどと言ってくる無茶ぶりKY野郎だということもそうだが、それ以上に本の中に明確なレシピが書かれていないことにも驚いた。
この手の本の巻末ページはだいたいレシピになっているが、『こまったさん』では、そこは寺村先生によるカレーライスエッセイだったのだ。
わかい女の人に、
「あなたのとくいなお料理は?」
ときくと、
「お料理はだめなの。でも、カレーライスぐらいなら……。」
とこたえる人が多いのです。
という記述があったが、今の時代だったら若い女性に得意料理を尋ねるだなんてセクハラだとか言われないだろうか。
そんなわけで、『こまったさん』に関しては材料は物語から読み取っていくしかない。
ちなみに、『ムノくん』はペットの九官鳥の名前である。鳥の言葉ってそんなに気にかかる?
これを読む限り、こまったさんはポーク派で、具材はじゃがいも、にんじん、たまねぎとシンプルなタイプであることがわかる。
そこで、このように材料を用意した。
材料を用意する上ではいくつか気にする点もあった。
りんごとか、スーパーマーケットのシーンに出てこないのに突然出てくるからね。
この時点でうすうす感じたのだが、こまったさんレシピは案外初心者に優しいものではない。
最初に材料を提示せずに小出しにしてくるし、出てきた材料の分量も教えてくれないし、豚肉にいたっては量はもちろんのこと部位の指定もない。
私はスーパーで安売りしていた切り落とし肉を使ってしまったが、料理などしたことのない小学生だったら
「豚肉ってどれを買えばいいの?」
と悩んでいたと思う。
寺村輝夫先生は子ども相手にもかなりスパルタだ。
調理も結構スパルタだった
それでは調理を始めよう。
こまった式レシピの特徴は、細かく指定するところと調理者におまかせなところが両極端なことだ。
調理のポイントには『ムノくんマーク』が付いていているのだが、ポイントってそこ?とか、説明それだけ? みたいなことも無くはない。
『キツネ色になるまで~』とか『うっすら色付いたら~』みたいな曖昧な指定ではなく、しっかり時間を決めてくれるところは初心者にはありがたいと思う。
だが、普通の初心者向け料理本にありがちな「たまねぎは5ミリくらいに切る」とか「左手は猫のように丸めてたまねぎを押さえる」みたいなアドバイスは、一切無い。
具材の大きさも包丁使いも、すべて読者次第である。
ただ、たまねぎを切って目が痛くなることに対しては細やかなアドバイスをくれる。
本当に水中めがねをかけて調理するピュアな小学生がいるのか分からないが、今回はこまった流でいくと決めているので、わたしはそれに従う所存です。
たまねぎは「きざむ」とあったのでみじん切りに、にんじんとりんごは「すって」とあるのですりおろしたが、肉とじゃがいもに大きさの指定は無いので適当に切った。
準備が整ったところで、本格的に火を使った調理へ移行していこう。
まず、バターでたまねぎを炒める。
そこに肉を投入して炒める。
そして、すりおろしたにんじんを入れる。
普段はにんじんはいちょう切りか乱切りかで悩むのだが、悩みが解消された。
ところで、調理を始めてから気付いたのだが、時間は細かく指定しているわりに火加減についてはまったく記載がない。なので、ここまでの調理は何となく中火で行っている。
そして、十人前くらいの水を入れて煮立たせる。
煮るときの火加減についても特に触れられていなかったので、弱火~中火くらいにした。
煮立ったらじゃがいもを入れる。
こまったさんは煮立った鍋を前に芋の皮を剥き始めるという手際のよさを発揮するのだが、手際がそんなによくないわたしはこまった流でいける自信がなかったので、事前に皮を剥いておいた。
じゃがいもが煮えたらカレールーを入れる。
十人前なので、半分ずつ使った。
ついでにりんごもいれる。
ここでも、こまったさんはルーを投入してからりんごを入れることを思い付いてすりおろしていたが、手際に自信がない人は事前に用意しておいた方がいい。
そんな感じで完成したものがこちらです。
適当に作るときにありがちな「水分多すぎてバシャバシャになる」という失敗が、すりおろしたにんじんとりんごのおかげで防げるのがありがたい。
あと、一日目からすでに二日目くらいの煮込んだ雰囲気があって、まろやかで美味しい気がする。
ただ、これを子どもが作る場合、普段お手伝いをしていてある程度調理に慣れているお子さん、あるいは不慣れであっても大人と相談しながら作るなら大丈夫だと思うが、料理初挑戦で『こまったさん』頼りで作るのは相当ハードルが高いと思う。
大人の私ですら豚肉の部位、スライスかブロックかは大変悩んだのでそのあたりと、あとは火加減について記載があると非常に助かります。
さらにスパルタの一品
本題であるカレーライスは無事作ることができたが、実は、この本にはもう一品載っている。それがこちら。
さっきまで豚肉と野菜でカレー作っていたのでは……と戸惑うかもしれないが、これはご飯を炊き忘れていたこまったさんが、ご飯が炊けるまでの間をつなぐためにヤマさんとその友人に酒の肴として出す料理だ。
児童書なのに酒の肴って……
そもそも、いかがあるのに何でシーフードカレーにしなかったの? と思う方もいるかもしれないが、これは調理終盤になってカレールーを買い忘れていたことに気付いたこまったさんが慌ててスーパーマーケットに走り、何故か間違っていかも買ってきてしまうという超展開があったためだ。
作り方についての記述は、以下の通りだ。いかだけに。
これは、カレーライス以上のスパルタぶりだ。
カレーライスなら完成形を知っているし、最終的にカレールーが何とかしてくれるので、調理工程が説明不足でも作ることは可能だった。
あと、スーパーでいか一杯(さばかれてない)を買ってきたこまったさんがこのようにいかを調理しているが、もちろんさばき方についての説明はない。
いまいち完成形が不明な『いかカレー』を作るのにレシピが簡素すぎるし、何より、料理初心者の小学生がスーパーでいかを買ってきてさばくのは相当ハードルが高いだろう。
とにかく、不安が残るものの調理していこう。
まず、いかを準備する。
わたしは大人なのでイカくらいさばくけれど、子ども時代にやろうと思っても絶対無理だったと思う。
この時点では、案外美味しくできるんじゃないかと思っていた(伏線)。
そして、カレー粉を入れる。
カレー粉を入れて火にかけるうちにトマトから水分が出てきて見た目がどんどん変わって来て、このあたりから不安が出てきた。
こまったさんの方はいかがリング状になっているのに対し、わたしはいかをさばく時に身を開いてしまったためリングになっていないのだが、それはまあいい。
問題は、わたしの方が明らかに水っぽいことだ。
どうにか水分が飛ばないかと強火で煮込んだりしたが、トマトといかの水分が飛ぶだけなので諦めた。
そして、最終的に出来上がったものがこれだ。
酒の肴というよりは、ご飯にかけて食べそうな感じのビジュアルである。
不安は残るものの、コーラのつまみに食べてみた。
正直言って、マズかった。
味付けについても何の説明もないので、炒めるのにバターを使ったのと、いかをさばいた時に軽く塩を振った以外、味付けはカレー粉のみにしたのだが、カレー特有のスパイシーさと少しの辛さはあるが基本は水っぽいトマト味しかしなかった。
強火で手早く調理し、全体にカレー粉が混ざったらすぐに火を止めていたらよかったのだろうか。後悔が残る。
大人でも失敗するいかカレー、これを児童書で紹介するなんて寺村先生はとんだドSである。
しかし、わりと大量に出来上がってしまったいかカレーを捨てるのも忍びないので、二日目のカレーに残りを入れたら、これが大変美味しかった。
いかの旨みとトマトの酸味が加わってカレーがさらに美味しくなり、また、いかカレーのまずさもカレールーという絶対王者の前ではなす術もないということも分かった。
カレールーさえあれば、失敗などどうにでもなる。カレールー最強。
こまったさんは上級者向け
こまったさんが思った以上に調理の説明をしないため、意外と大変だった。
特にいかカレー。
いかがリングになっていないのは完全に私のミスだが、水っぽさについてはトマトの分量や調理時間、火加減など指定してくれたら防げたのではないかと思う。
なんでも言われるままにするのではなく、イラストを見てどうしたらこの材料が完成形に近付くのかを自分で想像してみなさい、という寺村先生からのメッセージだろうか。
あるいは、失敗しながら成長していけばよいということか。
寺村先生が児童に求める料理のレベル、高すぎはしないだろうか。
もし、将来自分の子どもが『こまったさん』を読んで料理を作ってみたい!と言い出したら、「最終的にカレールーが何とかしてくれるから、失敗しても大丈夫だよ!」と経験者として伝えてあげたい。
ジャニーズ伝説2019を観て思ったこと
ジャニーさん亡き後の『ジャニーズ伝説2019』
『ジャニーズ伝説』は毎年10月に日比谷・日生劇場で行われるA.B.C-Z主演舞台『ABC座』の演目のひとつである。
ABC座の中でも人気が高く、これまで何度も再演されてきた同作だが、特に昨年上演された『ジャニーズ伝説2018』はあのジャニー喜多川氏が
「ぼくから見ても嘘のないストーリー」
「ぼくはA.B.C-Zのファン」
と発言していたこともあって、おそらくこれが『ジャニーズ伝説』の集大成となるだろうと思わせる出来映えだった。
何ならこれで『A.B.C-Z版ジャニーズ伝説』を封印して、『ジャニーズ伝説』というコンテンツは他のグループで受け継いでいってもいいんじゃないかとすら思った。
ストーリー的にブラッシュアップされ、演者も洗練されてきて、今後続けてもこれ以上のものにならないかもしれないと思ったからだ。
しかし、今年のABC座もジャニーズ伝説だった。
ジャニーさんが亡くなった今年こそまさに伝説になるタイミングだろうとは思ったが、舞台本編以外での話題性で強いとそこばかり取り上げられて本編がないがしろにされそうだしな……なんて懸念していた。
実際、芸能ニュース等で取り上げられる際に話題になるのは「亡くなったジャニーさんのこと」「演出の滝沢秀明氏のこと」「堂本剛が曲提供したこと」あたりが主だった。
でも、たとえ本編以外の話題が強かろうと、それがきっかけで
「タッキーが演出してるなら観てみようかな」
「剛くんが作った曲聴いてみたいな」
と、劇場に足を運ぶ動機になれば、それはそれでいいのだろう。それもエンターテイメントである(?)。
この前YouTubeジャニーズJr.チャンネル・Travis Japan更新回でジャニーズJr.ライブを収録したDVD『素顔4』発売に向けたメンバーインタビューが公開されて、そこでSixTONES&Snow Man同時デビュー発表について聞かれた宮近くんが
「残酷だと思ったけど、残酷さもエンターテイメントになる」
と言っていて、それを見て以来何かというと「○○もエンターテイメント」と言うのがマイブームです。
今年の『ジャニーズ伝説』
私が見た過去2年のジャニーズ伝説は橋本・河合・五関・塚田が初代ジャニーズの4人、戸塚が明言はされていないがジャニーさん、という役回りで話が進んでいたが、今年はその構成が大きく変わった。
ジャニーズの4人は変わらないが、とっつーはジャニーさん役ではなく、ストーリーテラーとして物語を外から眺める役どころになった。
また、テーマのひとつに『ジャニーズの未来』があり、未来を担う小さいJr.の子たちがいっぱい出ているのも違いのひとつと言えるかもしれない。
去年の出演Jr.はMADEとTravis Japanが中心だったが、今年はMADEも目立つけどそれ以上に少年忍者を全面に押し出していて、若いJr.たちに対するタッキーのゴリ押し、いや、多大なる期待を感じた。
わたしの個人的な感想としては昨年の『ジャニーズ伝説2018』がベストだが、未来というテーマを盛り込むという意欲は評価したい。
未来を語るため、過去に生きるジャニーさんを演じるのではなく、過去を見つめ未来を生きる戸塚とJr.たちというかたちにしたのは良かったと思う。
それと、今年の輝彦もすごかった。
わたしが『ジャニーズ伝説』を観に行く動機として、座った状態でA.B.C-Zのショウが見られる(二部)こと、あおい輝彦氏の熱唱が見られる(一部)ことが大きいのだが、毎年わたしを笑わせに来る輝彦が、今年もやってくれた。
登場の流れとしては、アメリカから戻ってきたものの日本での活動に不満を抱くジャニーズ→悩むあおい(橋本)→心の中で未来の自分(あおい輝彦)と対話→メンバーに解散を持ちかける→ふたりのあおいで『Never My Love』デュエット、といういつもの流れなのだが、わたしが観た今までのものとは登場の仕方から違ったのだ。
今までははっしーが悩み始めるとパッと舞台の後ろのスクリーンに姿が映し出されて「何を悩んでるんだ?」と陽気に語りかけていたのだが、今回ははっしーが悩み出してもなかなか姿を現さずに声のみで語りかける輝彦。
もしや今回は声だけの出演なのかな? と観客(というかわたし)を不安にさせ始めたあたりでスクリーンに映し出されるものの、何故か逆光で顔が見えない。でもそれは輝彦。
対話も終盤にさしかかり、ようやく顔が見えてくる輝彦。
たとえどんな決断をしたってジャニーズという青春は心に残り続ける、というところで、今まではわりとセリフも溜め気味に
「あのメロディー、あの歌詞……今でも思い出せる…」
とどこからともなくマイクを取り出し『Never My Love』を歌い始めていたのだが、今回は
「ほら、今でも歌えるさ」
みたいな若干軽い雰囲気でノーマイクで『Never My Love』を歌い始める輝彦。
マイクが無い分両手が空くので、軽快に動く輝彦。
はっしーがソロで歌う前(だったかな)に、ダンディ坂野の『ゲッツ』みたいなポーズで退場する輝彦。
と思ったら再登場してまた歌い始める輝彦。
特に、再登場のあたりは油断していたところでの登場だったので、うっかり笑ってしまうところだった。
輝彦……おそろしい子……!
基本的に舞台やコンサートを見る時は自分が楽しめていたら他の人の反応はそこまで気にならないのだが、これに関しては他の観客の皆さんがどういうテンションで見ているのか本当に気になる。
今年のジャニーズ伝説っていうか今年の輝彦の話になってしまったが、まあジャニーズ=輝彦みたいなものなのでいいですよね。
二部について
二部はジャニーズの歴史を紐解くショウタイムである。
昨年はメンバー各自のソロコーナーありでもはやコンサートと言っても過言ではないボリュームで、いっそ来年から日生劇場でコンサートしてくれたら近いし座って見られるしで言うことなしだと思ったものだが、まあそれはさておき、今年は時間的には少し短くなっていたが内容的には非常に充実していた。
一番の目玉である堂本剛の曲提供で話題の『You...』はしっとりとした壮大なバラードという感じで、ちょっとJ Friendsの『People Of The World』っぽい気がした。
ただ、途中で子どもが歌い始める図が似ているというだけかもしれないが。
タッキーはこれをジャニーズとしての歌にしたいんでしょうが、是非A.B.C-Zとして音源化を……!
子どもJr.たちを含めた映像を作って久々のDVDリリースとかよくないですか?
是非ともお頼み申す!!
他に印象深いのは、久々のえび車(正式名称なんだっけ?)が登場したところ。
わたしが『えびチャンズー』を観てA.B.C-Zを知ったばかりで彼らがジャニーズであることすら知らず、ネットで検索してまとめ記事を読んで知識を蓄えていた頃、過去に舞台で披露してきたアクロバット用マシーンの数々を目にして、
「いや、これジャニーズの仕事じゃないだろ」
と思ったが、えび車とスケキヨは是非生で見てみたいと思ったものだった。
『ジャニーズの未来を見せる』という舞台でA.B.C-Zファンになったばかりの頃のフレッシュな?気持ちを思い出すことができたのは幸いだった。
あと、Hey!Say!JUMPの『Dreams Come True』を小さなJr.たちに囲まれて歌っている五関さんが明らかにパパだったことも印象深い。
小さいJr.たちのお父さんお母さんなら、実際五関さんくらいの年頃の人もいるでしょう…
そして個人的な希望だが、わたしはA.B.C-Z以外のジャニーズではシブがき隊が好きなので、シブがき隊の曲でパフォーマンスするとき『スシ食いねェ!』以外の曲をお願いしたい。
『恋するような友情を』とか『君を忘れない』とか意外といい曲もあるんですよ、シブがき隊。
ラストシングルがバラードではなく、アップテンポな曲で明るくお別れするのもシブがき隊のキャラクターに合ってたのかもしれない。
未来を担うジャニーズJr.たち
ところで、ジャニーズJr.の中にたまに「いや、これホント子どもじゃん!」みたいな少年いますよね。
わたしの目には上段右端の「久保廉」くんが、ただの少年にしか見えない。
ていうか、横に並んでる他の少年忍者たちと雰囲気違いすぎない?
でも、わたしの横でこのポスターの写真を撮っていた女性二人組が
「久保くん、今宣材写真撮ったらもっとかっこいいのにね」
「Jr.は成長早いから、こまめに写真変えてほしい」
と話していたので、きっと久保くんの魅力が目の肥えたファンやジャニーさんには分かるのだろう。
わたしがオーディション担当だったらおそらく落としていた岩﨑大昇くんや金指一世くんも久しぶりに見たらめっちゃカッコよくなっていたし、わたしには見抜けないが、ジャニーさんはかっこよく育つ少年たちの未来の姿が見えていたのかもしれない。
いわば、少年限定千里眼である。
ちょっと何言ってるか分からないですね。
今の段階でかっこいい少年を選ぶだけなら普通の芸能事務所と変わらないから、そういう将来性や個性を生かした人選をするのがジャニーズ事務所なのだろう。
是非、今後も普通の芸能事務所の子役とは違う、一風変わったJr.たちを採用していってほしい。
それより、久しぶりに画像フォルダを掘り返して思ったんだけど、このポスターのはっしー何か違わない?
顔が丸い? 眉毛が太い? メイクが濃い?
ファミールに行ったはなし
ファミール、知ってますか
皆さんファミールをご存知だろうか。
『famille』ならばフランス語で『家族』だがそれだと読み方がどちらかというと『ファミーユ』に近いし、そもそもどうやらスペルが『Famil』なので実際のところ意味はよく分からないが、業態から考えると多分『家族』といった意味合いだろうか。
そんな名を冠する、セブン&アイグループのファミリーレストラン『ファミール』が、残念ながら9月をもって全店閉店した。
全盛期には200ほどの出店になっていたそうだが、2019年9月時点では全国で6店舗のみという寂しい状態だった。
セブン&アイ系ファミレスといえばデニーズが思い出されるし、セブンイレブン内での飲食ならばポッポの印象の方が強いし、イマイチわたしの記憶に残っていないファミール。
全国で6店舗という少なさを考えると、わたしの行ったことのないファミレスだったのかもしれない。
無くなる前に行ってみました
9月末、ファミールを知らないまま人生を終えてしまうのか……と思うと残念な気がしたので、無くなってしまう前に行ってみることにした。
絶対知らないと思っていたが、何だか知っている気がしてきた。
この『ファミール』のロゴの丸みを帯びたかわいさとダサさの絶妙なせめぎあい、どこかで見たことある気がする。ダサかわいい感じは『すかいらーく』のロゴに近いものを感じるけど、すかいらーくよりもレトロな雰囲気があっていい。
基本的にイトーヨーカドー内に出店しているファミレスのようなので、昔近所にあったヨーカドーで見かけたのかもしれない。
そして、懐かしいのは看板のフォントだけではない。
今時珍しい、食品サンプルによるメニュー陳列がされているファミレスなのだ。
最近のお店って、面積あたりの売上高向上のためなのかわかんないけど、サンプルが無いお店が多くないですか?
店舗の地域やお店の営業年数にもよるだろうが、わたしの生活圏内のファミレスでサンプルがあるのは不二家レストランくらいだった上その不二家レストラン閉店したしな……
サンプル設置するくらいなら、その分席数を増やして売上げ効率を上げた方が経営的にはいいのかしら。世知辛い世の中だ。
メニュー(紙のやつ)
サンプルを見ていても真ん中にハンバーグがどーんと鎮座しているし、まあファミレスといえばハンバーグ、みたいなところあるよね。
と思ってメニューを開いた1ページ目。
サンプルでは向かって右の上段にひっそり佇んでいたグラタンが、1ページの真ん中にいた。
冬でもないのにグラタンを激推しするファミール。
そういうところが閉店の一因なのでは……と思わなくも無いが、3種類のチーズを使用しているという海老グラタン、とてもおいしそうですね。
言ってもファミレスなので、まぁだいたい皆が想像するファミレスって感じのメニュー展開なのだが、見ていて気になったページがこちら。
メイン+サイドメニュー+ドリンクのセットで880円、リーズナブルだと思うのだがどうだろうか。
安さでいえばガストの日替わりランチ499円の方が安いがあっちはライス・スープは付くけどドリンクはないし、サイドメニューも結構ちゃんとしてるし、お昼ご飯にささっと利用する時にコーヒー飲みたいけどドリンクバー付けるほどでもないし、痒いところに手が届く感じのいいセットだと思う。
ファミレスは単品だとどこも似たようなメニューになるし、ドリンクバーはどこにでもあるけど、ワンドリンクとのセットがあると意外と便利だと思う。
わたしが食べたもの
グラタンもおいしそうだし、ファミ得セットを絶賛したものの、わたしが食べたものはこちらです。
いや、入ったもののそんなにお腹減ってなくて……
でも、このシャインマスカットのミニパルフェ、結構すごい。
何がすごいって、メニューの写真とほとんど一緒なのだ。
ファミレスに限らず、飲食店のメニューや広告は、写真はすごく美味しそうに盛られているのに実物は盛りが少なかったり貧相だったりでガッカリさせられることも多々あるが、これは違う。
上のメニューの写真と見比べてほしい。ほとんど写真と変わらない出来映えだ。
盛り付けられたシャインマスカットの粒の数も一緒だ。半分にカットされたものが6個、計3粒分入っていた。
あれ? そう聞くと少ない……?
でも『ミニ』パルフェだし、シャインマスカット意外と高いから全然不満はない。
バニラアイスとぶどう味のシャーベットと生クリームがたっぷり。
あまりシャーベットを食べることがないのだが、ぶどうシャーベットはさっぱりしていて美味しかった。
シャインマスカットも瑞々しくて美味しかったです。
下層にコーンフレークが詰まっててアイスや生クリームと混ぜて食べるのも好きだけど、このパフェの下層はクラッシュ状のぶどう味のゼリーが詰まっていた。
最後までぶどうの味を楽しめるのが良かった。
気になったこと
まず、「そんなにがばがばドリンク飲まないしワンドリンクでいいわー」とか言っておきながらアレなのだが、ファミールはドリンクバーが安い。
おそらく外食業界最安はサイゼリヤのセット190円、単品280円のドリンクバーだと思うが、サイゼリヤには敵わないにしてもなかなか良心的な設定である。
わたしが近所の高校生だったら、確実に入り浸っていた。
入り浸りすぎて店員さんから「ドリンク」というあだ名を付けられていたかもしれないので、近所の高校生じゃなくてよかった。
そして、もうひとつ気になったのはやたらデニーズを押していること。
シャインマスカットのミニパルフェはデニーズでも取り扱っていたらしい。今はもう季節が変わったから終了してるけど。
シャインマスカット以外のメニューも、そこかしこに「デニーズで販売中!」とデニーズをアピールする文言がちらほら見受けられた。
ファミールのメニューにデニーズの名前を出すのって、芸能人の魅力を表現するのに他の芸能人の名前を使う、たとえば「壇蜜のような愛人キャラ橋本マナミ」とか「福士蒼汰似のイケメン中川大志」みたいな微妙さに似ている。
だったら壇蜜でいいじゃん、若いから中川大志の方がよくない?、じゃあデニーズに行くか、ってなっちゃうじゃん。
まあ、そうやってファミレスをデニーズ一本化するのがセブン&アイの狙いだったんでしょうけども。狙い通り。
そして一番気になったのは、同じイトーヨーカドー内にフードコート『ポッポ』があること。
ヨーカドーに親子連れで買い物に来て、ちょっと小腹すいたから何か食べようか、っていう状況だったら、皆こっちに行っちゃいそう。
わたしも、思わず今川焼きを買ってしまいました。
ありがとうファミール
何となく知っているような気がしなくもないが多分初めて利用したファミール。
スーパーの中にあるのでお買い物のついでに立ち寄ることができるし、フードコートほど慌しくなく、そしてそこそこリーズナブルという、なかなかいい感じのファミレスだった。
思えば、近所にないから仮に無くなっていなくても行く機会はほとんどなかっただろうし、そもそも全店閉店というきっかけがなければ行ってみようとも思わなかったので、存続しても閉店してもわたしになんら影響はないのだが、あったと知ってしまったものがなくなってしまうのは、やはり寂しい。
ファミール本当に店舗少なすぎて、首都圏近郊には埼玉県・戸田市のイトーヨーカドー錦町店内にしかなかったから神奈川県から往復3時間かけて行ったんだけど、振り返ってみると食事代より電車代の方がかかってた。
それ自体に損も得もないのだが何となく損した気分なので、今川焼き買ってないでグラタンとかファミ得セットとかもうちょっと何か食べればよかった。
教えてほしい
Travis Japanが週刊ザテレビジョン表紙に!
10月23日発売の週刊ザテレビジョン2019年11月1日号はTravis Japanが初表紙を飾る記念すべき号だ。
アイドル雑誌やステージ系雑誌の表紙も嬉しいし、他のテレビ情報雑誌でももちろん嬉しいが、「ザテレビジョンの表紙でレモンを持つ」というのは何だか特別な感じがして非常に感慨深い。『芸能人』って感じがする。
あれ? そういえばA.B.C-Zってテレビジョンの表紙になったことあったっけ…?
いや、それはどうでもいい。本当はどうでもよくないけど今はいい。
今回のトラジャ表紙号は、ただ表紙になったというだけではない。
地方ごとに表紙のセンターが変わる地区別表紙である。
つまり、皆さんが地元の書店やコンビニで見かけて購入したものとは別パターンの表紙のものが全国で他に4種類流通しているのだ。
わたしの地域はちゃかちゃんセンター表紙だが、皆さんの地域は誰がセンターになっているだろうか。
地区別パターン表紙とは
こういうのは週刊のテレビジョンとかTVガイドがよくやる手法で、主にジャニーズグループにスペシャルなイベントがあって大々的に告知したい時なんかに用いられる。
5パターンは大まかに首都圏、関西、中部、北海道・東北、九州で分かれると把握しておけば間違いない。今回のトラジャの場合は、首都圏・宮近センター、関西・川島センター、中部・中村センター、北海道・松倉&松田センター、九州・七五三掛&吉澤センターとなっている。
今自分で書いておきながら「北陸と中国、四国は?」と思ったが、北陸地方は北海道、中国地方は中部、四国は九州の表紙になっているようだ。四国が九州と一緒なのはまだしも、北陸と北海道って結構遠いし、中国と中部の共通点なんて『中』だけじゃない?
全種類コンプリートしたい人や、九州に住んでいるけど熱心なノエルくんファンの人など、自分の地域外のものを購入したい人も多いだろう。
Amazonなどネットで購入するのも手だが、ネットだと全部セットはあっても特定地域分1種類のみ買うのは難しい場合もある。また、週刊雑誌は部数と流通期間が限定されるため、後から取り寄せようと思っても在庫がないことが多い。
なので、よっぽどジャニーズに詳しい店員がいてパターン別表紙はメンバー分網羅している書店が近所にあれば別だが、基本的には全種類または別地域のものを購入したい場合あらかじめ書店で予約しておく必要がある。
「東京に住んでるのに、関西版を予約してヘンに思われないかな?」
とナイーブな方は気になるかもしれないが、大丈夫。書店側も慣れているので、せいぜい「関西版のセンターのメンバーのファンなんだな」と思うくらいだろうし、発売日後に言われると困るのでむしろ助かります。
ただ、直前だと発注が間に合わないことがあるので余裕を持って予約した方がよく、週刊誌だと前号の発売直後(なので発売1週間前)くらいには申し込んでおくのがいいと思う。
わたしは書店勤めをしており、今回松松センター表紙のテレビジョン北海道版のご予約を承ったのだが、
「松松好きなんですか? わたしもまつく好きなんですよ。でも一番好きなのはノエルくん!」
って言いたくなった。もちろん言わなかったけど。
かつてA.B.C-Zが写真集を出したとき、写真集の版元である東京ニュース通信社が出版している週刊TVガイドで地区別5パターン表紙をやったことがあり、その際は自分で発注をかけて全種類コンプリートしたのだが、
「もしかしたら発売直前や発売後になってから『次のTVガイドの○○版がほしい』とえびファンが現れるかもしれないから、複数冊発注しておいた方がいいかな…」
と悩んだ末、
「そんな同士がいたら、わたしの分を譲ってあげよう!」
と決意したのに、うちの店でその号のTVガイドの別地方版を購入したのは結局わたしだけだった。
早めに教えてほしい
そんな無駄な決意についてはさておき、わたしが言いたいことは、そういう情報は早めに教えてほしい、ということだ。
まあ、ジャニーズJr.は東西合わせて1,000万人はいるからすべてのJr.の情報をいちいちJr.情報局からお知らせするのは無理があるとは思う。
それに、今時のファンは皆SNSで独自に情報をキャッチしているから、Jr.情報局の発信する情報の方がむしろ遅いということすらあるかもしれない。
でも、雑誌の中の1ページとかならまだしも、単独初表紙、しかも地区別5パターンなんてわりと大きい案件だと思うし、別地域版を購入するなら前もって予約も必要だし、そもそもSNSをあまりやらないファンもいるんだから、そういう情報はメールでお知らせしてくれてもいいんじゃないだろうか。
教えてほしいWOWWOW YEAHYEAH~♪
曲自体は全然関係ないのだが、「教えてほしいWOWWOW YEAHYEAH」のフレーズを使いたかった。それだけです。
ちなみに、わたしがトラジャ地区別パターン表紙の件を知ったのは、
「テレビジョン11/1号で、多分北海道版なんですけど、松倉海斗と松田元太が表紙になってるやつを予約したいんです」
というお問い合わせを受けた時だ。
ものすごく乗り遅れてる。
TwitterとかInstagramとかやってたら乗り遅れずにすむ……? と思ったが、いや、わずかながらも年会費払ってるんだから、ジャニーズJr.情報局が教えてくれよ!
そして、ふぉ~ゆ~情報サービスも教えてほしい
深夜ラジオの代名詞的存在である、ニッポン放送のラジオ番組『オールナイトニッポン』。
深夜3時からの時間帯の放送枠『オールナイトニッポン0』の土曜パーソナリティーは週替りになっているが、明日10月26日土曜のパーソナリティーをふぉ~ゆ~が担当する。
というのを、わたしはネットニュースで知った。
その後、メンバーがそれぞれLINE LIVEでお知らせしたりちょいちょいアピールしているのでファンの皆さんは当然ご存知のことと思う。
当然ご存知とは思うが、それでも、ふぉ~ゆ~情報サービスからお知らせがあってもいいんじゃないかと思うのだ。
あまりネットニュースやSNSを見ない、ガラケーを使っていてLINE LIVEを見ていないというふぉ~ゆ~ファンもいるかもしれないし、何より、週替りのゲストパーソナリティーとはいえ、有名長寿ラジオ番組を担当するなんて大きな話題をお知らせしないっておかしくない?
あと、別芸能事務所主催のイベントだから話題にしにくいのかもしれないけど、福田辰巳のつ~ゆ~でM-1挑戦っていうキャッチーな話題があるのに公式はまったくお知らせしてくれない。
メールでお知らせする/しないの基準は何なんだろう。
話題性はあまり関係なくて、ファンが申し込んだりお金を払う必要があるものを中心にお知らせする感じなのだろうか。
メンバー数が3,000万人いるジャニーズJr.はしょうがないけど、4人しかいないふぉ~ゆ~にはもう少し、密な連絡を求めたい。
無料でそこまで出来ないというなら、お金払うから!物事をお金で解決したいタイプ。
でも、お金払ってるしメンバーも5人のA.B.C-Zファンクラブも、塚ちゃんのテレビ番組出演情報を放送終了後にお知らせしてきたりしたしな……
結局担当者の気分なのかな……
愛が重い胸キュンメッセージ
胸キュンセリフ的なやつ
ジャニーズに限らず、女性男性問わず、アイドルや若手女優や俳優がバラエティ番組やイベントなんかでやるだろう。
「こういうシチュエーションで」というお題を出されて、それに対してかっこよかったりかわいかったり、それぞれのキャラクターを生かした返しをするやつ。
ある意味大喜利みたいな企画である。
そんな胸キュンセリフ的なやつが、ジャニーズJr.カレンダーにもある。
ジャニーズJr.カレンダー(BLUE)は週めくりカレンダーで、写真はグループ全体、グループ内組分け、グループ無所属Jr.による集合、各自のソロショットの中から毎週2枚の写真を選べる仕様になっている。
そして、ソロショットには傍らに手書きメッセージがある場合があり、今週の2枚、ジェシー(SixTONES)と川島如恵留(Travis Japan)のうち、ノエルくんの方はメッセージ付きなのだ。
それはいいんだけど、そのメッセージの内容が何ていうか、重かった。
さすが、自分で「愛が重い」って言っちゃうだけあって重い。最終的に
「お前のすべてを分かってるのは俺だけだ!」
ってストーカー化するかヤンデレ化するかどちらかだと思う。
そんなわけで、ジャニーズJr.カレンダー内胸キュンメッセージをご紹介したい。
励まし・応援系
鈴木くんの人となりをよく知らないから、本当はそんなこと無いのだろう(と信じたい)けれど、「僕のため(貢ぐため)にもっとガンバって(お金稼いで)ね!」っていう圧を感じる。
まあ貢ぐにしても、ファンにはジャニーズショップで写真を買うくらいしかできないけどね!
今さら過ぎるんだけど、菅田くんの一人称が「りんね」なのは、珍しい名前をアピールしつつ読み方を知らしめてるんだろうか。
それとも、単にそういう人なだけ?
どういうことかよく分からないけど、とりあえず「こま結び」がどういう結び方なのか調べてみたら、結局よく分からなかった。特に横。横原だけに。
つらいことをこま結びにしようとするうちによく分からなくなって、どうでもよくなるよってこと?
全然アイドルをバカにしたり下に見たりっていう意図はないんだけど、
「そうそう、アイドルのファンへのメッセージはこういうのでいいんだよ!」
って思う。『孤独のグルメ』で町の食堂でご飯を食べる井之頭五郎の心境。
元気っていうか狂気
『元気』という単語をひたすら押し売りされて、むしろ狂気を感じる。
最後のハンバーグでやっと文章らしくなったけど、さらなるカオスを生み出す。
スジヤくん怖いわ…
ファンが「キャー!」っていうやつ
わたしはジェシーに対して特別思い入れがないしオラついた感じも好きじゃないので「ふーん」としか言えないのだが、多分ファンの人は「キャー!」ってなるんだろうと思うので、ファン向けとしてはいいんじゃないでしょうか。
内容よりもフォントが気になってしょうがない。
名前のKISS感あふれるフォントに比べたら若干丸みがあるけれど、文章でもこの感じなんですね。
辞表って手書きじゃないとダメだと聞いたことがあるが、このフォントで書いても受理されるのか試してみたい。
重い二人
重い。
特に「話して…」の「…」に重さが詰まってる気がする。
アイドルのメッセージなんだから、もっと軽く励ます程度でいいんだよ!
全部受け止めなくても、2/3くらいは受け流していいと思う。
ノエルくんとは方向性が違うけど、まつくも重い。
ジャニーズJr.カレンダーで人生を語る…しかも、字がめっちゃ小さい…
そんなまつくのマジレス感、嫌いじゃない。
いちばん好きなやつ
そんな数あるソロショット傍らの胸キュンコーナーの中でも、わたしが一番好きなのがこれだ。
寺西くんの慈愛に満ちた微笑みも相まって、お母さん感が半端ない。
そういえば、ご飯は食べてるけど最近あまり野菜とってないな…。炭水化物多めの食生活。
キャベツでも食べようかしら。
トラジャの狂気率の高さ
全体的には「アイドルのコメント」らしいものが多いのだが、その中で際立つトラジャの狂気。
元気の押し売りスジヤ、ヤンデレノエル、マジレスまつく。
トラジャが少クラの胸キュンコーナーに呼ばれないのは、そういうところのせいなのかもしれない。
こっしーがイケメンに見える病と、体型だけが残念な男
THE CIRCUS! EPISODE FINALを見てきた話
そこそこベテランジャニーズであるA.B.C-Zおよびふぉ~ゆ~から見ても先輩に当たるベテランジャニーズ・屋良朝幸氏主演の『オリジナルミュージカル THE CIRCUS!』をエピソードFINAL、完結編にして初めて観劇した。
しかも東京での千秋楽公演。
何故今さら『THE CIRCUS!』を観ようと思ったのかといえば、こっしーこと越岡裕貴氏が出演するからである。
ジャニオタ的には、ふぉ~ゆ~外で観るこっしーの姿も新鮮だったし、最近気になっていた寺西くんも観られたし、何より屋良くんが良かった。
個人的には、学生時代に一時期ハマって何度かライブにも行っていたダンスパフォーマンスグループ『PaniCrew』のメインボーカル・植木豪氏の姿が見られたのも嬉しかった。
初めて観るのがいきなりFINALで大丈夫かな…という心配もあったが、エピソード0~2までのあらすじをざっくりまとめた動画が公式サイトにアップされていたり劇場ロビー内でも見られたりして、一見さんにかなり気を使ってくれていたし、そもそも複雑なストーリーを追う類の話ではなく、ステージ上で披露されるダンスやアクロバット、アクション、そして歌を楽しむための舞台(だと思う)なので全然問題無く楽しめた。
むしろ、設定の大味なところとかサーシャの死に際の投げっぱなしお母さん発言とか、ストーリー上「そこどうなってんのよ」って部分がいくつかあったが、パフォーマンスの素晴らしさによってそんな瑣末なことが気にならなくなったほどだ。
中でも圧巻だったのは、殺陣とダンスが融合したアクションシーンだ。
迫力ある殺陣をウリにする舞台、華やかなダンスを評価される舞台は多くあるけれど、バトルをダンスで表現するというのは表現として素晴らしいと思う。
わたしはこの手法を『THE CIRCUS!』、そして『魔法☆男子チェリーズ』でしか見たことはないが、昔観た殺陣とダンスシーンを20分くらい延々見せつける舞台にも見習ってほしいと思った。もう活動してない劇団だけど。
あと、ミュージカルなので当然歌もよかった。特に女性陣は、皆歌が上手くて声もきれいで大変聞き応えがありました。
こっしーがイケメンに見える
こっしーといえば、ふぉ〜ゆ〜の塩顔担当でハゲのサラブレッド、何かとdisられがちなアリ岡ナシ岡ディスられ岡である。
そして、ふぉ~ゆ~自体グレーゾーンジャニーズであり、決して正統派イケメンではないはずだ。
そんなこっしー、カルロス・レイエスというキャラクターの力なのか、越岡裕貴本人の魅力なのか分からないが、めっちゃイケメンだった。
まず、身長が高くてすらっとしているので舞台で映える。個人的にはもうちょっと体に厚みがあってもいいと思うが、手足が長くて遠目からはかっこよく見える。
そして、高めで優しげな声のトーンが、知的な優男という役柄に合っている。
ラジオなどで聴いていると、たまに辰巳くんにモノマネされたり、どちらかというとイジられることが多いのだが、若干力の抜けた感じの声がカルロスの雰囲気に合っていて、とてもよかった。
さらに言うと、衣装がいい。
ていうか、白衣がいい。
わたしは取り立てて白衣に思い入れはないし、理系男子萌えみたいな属性も特にないのだが、こっしーの白衣はよかった。
特に、白衣を着てコーヒー飲んでるところは控えめに言っても最高だった。
何がそんなに心の琴線にふれたのか自分でもさっぱり分からないが、とにかくよかった。こっしー+白衣+コーヒー。
しかし、よく自分に毒入りコーヒー飲ませようとしたマヤとお付き合いしようと思えたな、カルロス。あんたすごいよ。
屋良朝幸という男
わたしは屋良くんがJr.として最も輝いていたであろう10~20代の頃の屋良くんをまったく知らない。
A.B.C-Zの『Fly a flag』の振付をしたとか、とにかくダンスがめっちゃ上手いとか、言葉での情報は知っていたものの、映像としての屋良くんを把握していなかったのだが、いや、すごいですね。
まず、ダンスをはじめ、動きのキレがすごい。
ダンスやアクロバットは繊細かつ大胆に、アクションは力強く、芸達者な役者さんが多数出演する中でも一際目立つ存在だった。まさに主役力。
そして声。よく通り、高すぎず低すぎず、ハキハキと滑舌もよく、いかにも舞台の主役って感じの声だと思う。歌も上手いし。まさに主役力。
あと顔ね。何年か前に少クラで見た時は明るめの茶髪に極細&超アーチの眉、わりと体にフィットする細身のパンツに長めのストールというファッションで、どことなくオネエのメイクアップアーティストみたいな雰囲気だったが、今は普通にかっこいい。服装は体にフィットしてたけど(舞台の衣装)、髪色は落ち着いてたし、眉毛はそこまでアーチじゃないし。
そんな圧倒的主役力の屋良くんだが、ひとつだけ欠点がある。
それは、体型が残念ということだ。
『THE CIRCUS!』出演の皆さん、男性陣は身長高めな人が多いため、屋良くんが入るとその身長の低さが際立つ。
しかも、顔の大きさは他の人より明らかに大きい。植木さんとはいい勝負だけど、まぁ植木さんの方が背が高いしね…
女優さんは、メインキャストのナディア役・田野さんもサラ役・菜々香さんもわりと小柄なため屋良くんと並んでもさほど違和感はなく、サーシャ役・壮一帆さんは姉御的なキャラなので多少身長で負けていてもオッケーだと思うが、問題はマヤ役の奥村さんである。
マヤの方が身長が高くて小顔なことをごまかすためか、ケントとマヤの二人が接近する場面はケントが舞台の内側に立ったりマヤが項垂れていたりと、遠近法やら姿勢やらを駆使して身長差を目立たなくする努力が感じられた。
屋良くんの身長がせめてあと5cm高かったら、かなりいろいろ変わっていたんじゃないだろうか。
もしかしたら、ジャニーズの勢力図が変わっていたかもしれないし、屋良くんもどこかのグループに入ってデビューしていたかもしれない。
いや、でもグループの中にいると周囲に合わせて踊ることが多いだろうからずば抜けたダンススキルを発揮する場面も少ないだろうし、舞台で輝くこの才能を生かす機会も少なかったかもしれないから、きっと今のかたちが正解なんだろう。
そうは思うんだけどさ…やっぱりちょっと惜しいんだよなぁ…
せめて、もうちょっとだけ小顔だったらかなり印象変わると思うんだよね…
実力は申し分ないし、顔はかっこいいのに、ほんとに体型だけが残念すぎる。
ニワカ野郎が余計なこと言ってるんじゃねえよ!と長年屋良くんを応援しているファンの方に怒られてしまいそうだが、屋良くんを見てると、少クラでふみきゅんが少クラで若い(そしてスタイルのいい)Jr.に囲まれた時のようないたたまれなさを感じて、何か他人事とは思えないんだよね…