ジャニーズJr.大賞受賞と一般人気について
ジャニーズJr.大賞「恋人にしたい」部門とは
ジャニーズJr.大賞全50部門の中でも、実質的な人気を表すと言われているのが「恋人にしたい」部門だ。
昨年から「リア恋枠」部門が新設され、正直リア恋枠と恋人にしたいの違いが分からなかったのだが何かしら違うらしく、人気部門として機能するのはやはり「恋人にしたい」部門らしい。
個人的には、ファンとして好きなのと恋人にしたいのは違う気がする。わたしは五関さんのファンだけど、五関さんを恋人にしたいとは1ミリも思わないし。
でも、少なくともMyojoは「恋人にしたい」がジャニーズJr.大賞の一番の目玉と考えているのは確かで、結果発表は立ち読みできないように袋とじにするほどの力の入れようだ。
袋とじなんて今時、アサヒ芸能とかのヌードグラビアくらいじゃないだろうか。
若者には逆に新鮮なのかしら。
ここまでMyojoが勿体ぶってるのに、SNSではあっさり順位のネタバレされちゃうのが悲しいね…
「恋人にしたい」の大賞受賞者とデビュー後の人気
昨年まで、過去5回連続で「恋人にしたい」1位だったのが岩橋玄樹である。
5連覇の後にKing&PrinceメンバーとしてCDデビューを果たし、歌番組では「ピンクのかわいい子」として認識され存在感を発揮。キンプリファンの愛称『ティアラ』の名付け親。
昨年11月からパニック障害の療養のため休養に入っていたが、3月発売の新曲から一部活動再開が報じられた。元気な姿を見られることが期待されている。玄樹だけに。
そんな岩橋くんの休養が発表された時、どこの媒体か忘れたのだが、気になる記事が出ていた。
詳細な文面は失念したが、ざっくり言うと
岩橋くんが休養に入ったとしても、大きな影響はないと思われる。
一番人気の平野紫耀だったら問題だろうが、岩橋くんはグループ内で4〜5番手のポジションなので、今のキンプリ人気に陰りが出るほど影響しないだろう。
といった感じの内容だ。
それを読んで思った。
「ジャニーズJr.大賞で前人未到の記録を達成し、キンプリ内の誰より上位だったのに、4〜5番手⁉︎」
と。
そうなると、逆に岩橋くんより下が誰なのか気になる。多分たかは(以下自主規制)
ジャニーズJr.大賞は深くて狭いジャニーズ村の中での出来事だから、広い芸能界に出てしまえば、そこでの人気など意味はないのだろうか。
過去の受賞者たちを見て、人気のほどを確認したい。
2013年 松村北斗(SixTONES)
2014年から2018年までは岩橋くんなので、振り返るのは2013年・松村北斗からだ。
「SixTONES 人気」で検索してみると、たいてい一番人気は松村北斗ということになっている。
SixTONES(ストーンズ)人気メンバーランキング【2019年最新】ジャニーズで話題のグループの経歴・人気の理由を総まとめ! | ENDIA[エンディア]
わりと皆にソロ仕事があるSixTONESでも京本大我とジェシーが推されてる感じはするから、その中で人気トップなのはさすがJr.大賞受賞者というべきか、デビューしてないからジャニーズ村のルールが通用していると捉えるべきか。
2011年、2012年 中島健人(SexyZone)
2011年〜12年と連覇したのが中島健人。
Jr.大賞の応募期間が前年10月発売の12月号から始まり結果発表がその年の2月発売の4月号であるため、デビュー1年以内のグループはJr.大賞にノミネートされる場合がある。
ケンティーは2011年2月に受賞後して同年9月にSexyZoneとしてデビュー、10月から投票が開始される2012年分でもノミネートおよび受賞していて、Jr.として人気絶頂の時にデビューした理想的なJr.なのではないだろうか。
SexyZoneの中で一番名前と顔が知られてるし、さすがJr.大賞連覇者と言ってもいいだろう。
2010年 中山優馬
いかにもジャニーさんが好きそうな顔の中山優馬くん。
2009年7月時点で主演のドラマの主題歌CDをwith B.I.Shadowでリリースしてるのに、まだJr.だったのか…まぁCD出してる=デビューだったら、スノープリンス合唱団もデビュー組になっちゃうか…
中山優馬くんの正式なデビューはおそらく2010年4月のNYC『勇気100%』なので、Jr.大賞受賞後の勢いに乗ったデビューという形なのだと思うが、どっちかというとそれ以前の方が人気も勢いもあったような気がする。
わたしは人気絶頂期の中山優馬くんには特に思い入れはないが、最近のEndless SHOCKに出てふぉ~ゆ~と仲良さげにしている姿は好き。
あと、なぜか中山優馬くんのことはフルネームで『中山優馬くん』と呼んでしまう。
2009年 橋本良亮
A.B.C-Zセンター、橋本良亮さんである。
そういえば、TVガイドPERSONかなんかのインタビューで
「Jr.時代もデビュー後もセンター以外やったことない」
って言ってたし、はっしーは本当に人気Jr.だったのね…ナチュラルボーンセンター・橋本。
そんな人気Jr.だったはっしーのいるA.B.C-Zなのに、他グループと比べて(以下自主規制)なのは、デビューまで寝かせすぎたからだと思う。やはり、旬な時期にデビューしないとファンが離れてしまう。
あと、A.B.C-ZはSMAPの元マネージャー・Iさん派だと言われていたけど、中居くんの番組に呼ばれることもなくI派のおこぼれが無かった上に、もちろんジュリー派の恩恵に与れるわけでもなく、事務所の持ってくる仕事がそこまで力入っていなかったから、必然的にセンターであるはっしーの知名度もそんなに上がらなかったんじゃないだろうか…
人のせいにしすぎ?
2008年 山田涼介
Hey!Say!JUMPは2007年11月デビューしているが、2008年のJr.大賞は2007年10月から始まっているので何らおかしいことはない。ケンティーと同じパティーンだ。
『Hey!Say!JUMP 人気』で検索して出てくるサイトを見ると、下位の順位に多少の入れ替わりがあっても1位は常に山田くんなので、さすがJr.大賞受賞者といえる。
でも、明らかに事務所が力入れて仕事取ってきてる感じするから、Jr.大賞受賞の人気のせいか事務所パワーかは判断しかねる。
わたしは山田くんのようなセンターであることにプライドを持っているタイプのセンターは好きだが、山田くん個人が好きかどうかはまた別問題である。人気あるのは分かるし、嫌いじゃないんだけど、特別好きでもないんだよな…
でも、「山田くんに憧れてます」「目標は山田くんです」っていう後輩多いし、魅力ある人なんでしょうね。わたしがその魅力を測りかねているだけで。
2007年 八乙女光
これこそ「Jr.大賞取ったって意味無いじゃん」を体現した人物ではないだろうか。
いや、八乙女くんが悪いとか不人気っていうんじゃないけど、前述の『Hey!Say!JUMP 人気』で検索して出てくるサイトを見ると、八乙女くんは大体中位~下位をうろうろしているイメージだから。
1位山田、2位知念、3位伊野尾はだいたい固定だが、知念も伊野尾もJr.大賞を獲っていないので、彼らに関してはJr.時代の人気よりもデビュー後に事務所が取ってきた仕事の影響の方が強いのだろう。
あと、9位高木、8位薮もだいたい固定だよね。薮くん昔の写真見たらめっちゃかわいいのに…
結論:Jr.大賞受賞よりも、事務所のゴリ推しの方が有効
身も蓋もないけど、Jr.大賞5連覇の岩橋くんよりもデビュー決定後に立て続けにドラマや映画の主演が決まった平野紫耀の方が人気あるんだし、そういうことだろう。
「ゴリ推し」と非難する向きもあるが、露出が増えればその分知名度も上がり人気も出てくるから、売りたい人に仕事を与える事務所のやり方は間違っていない。
ケンティーを見ていると、佐藤勝利も結構良いポジションの仕事が多いわりに知名度がそこまで上がっていないので、多少は個人の資質も関係している気がしなくもないけれど。
Hey!Say!JUMPにおける伊野尾人気アップも、突然やってきた事務所爆推し期を経てのものだし、やはり事務所が推したい人に人気が出るようになっているんじゃないでしょうか。
でも、A.B.C-Zだとはっしーやとっつーにわりといい仕事がまわってきてるけど、ダントツで知名度あるのは塚ちゃんだから、中には例外もあるのかもしれない。
まあ知名度=人気ではなさそうなのが悲しいところだし、えび自体がそもそも事務所の推しグループじゃないのも悲しい。
『悲しいね』別バージョン。
「一番の勇気はいつの日も自分らしく素直に生きること」って、ちょっとはっしーっぽい。