オ夕工ノレ☆ブログ III

オタクOL、略してオ夕工ルのブログです。

ジャニーズ伝説

ジャニー喜多川氏、逝去。

2019年7月9日23時30分頃、ジャニー喜多川氏の訃報のニュースが入った。

ニュース番組で速報が入ったり、ワイドショーでもジャニーさんが手掛けてきたアイドルたちを過去から現在まで振り返ったり、はたまたジャニーさん亡き後のジャニーズの苦境を予想した記事にネットで公開しているメディアもあったりと反応は様々だが、注目度が高いことは間違いない。

死んだらすべてチャラってわけではないけれど、亡くなった直後に故人についてどうこう言うと人格を疑われてしまいがちなので、とりあえず今は良かったことだけ思い出す方がいいと思う。

『ジャニーズ帝国崩壊』とか、そんなことが起こるような気がしなくもないけど今言わなくてもいいじゃん、って思うよね。

安らかにお眠りくださいますよう、お祈り申し上げます。

内くんとジャニーさん

内くんこと内博貴さんといえば、ABChanZooで「舞台の告知がある時に登場してはA.B.C-Zが作った変なものを押し付けられる不憫な人」というイメージが強いが、かつては関ジャニ∞とNEWSを兼任し、ふたつのグループでCDデビューしたという華々しい経歴の持ち主である。

そんな内くんは2005年に未成年飲酒により補導され芸能活動を休止しどちらのグループからも脱退したという、これまた珍しい経験を持っている。

その後、NEWSは半分くらいメンバーが脱退し、関係ないけどKAT-TUNもどんどんメンバーが消えていき、内くんがNEWSや関ジャニからいなくなったことなど誰も気にしなくなっていった。

わたしはその頃まったくジャニーズに興味がなく内くんにも関心を持っていなかったが、A.B.C-Zやふぉ~ゆ~ファンになってから知るようになってから内くんのメンタルについて尊敬の念を抱いていた。

一度CDデビューしてステージで輝く経験を知ってしまったら、その路線から外れてしまうのはすごく辛いことだと思うし、その栄光を追いかけ続けてしまうのも当然の心理だと思う。

実際、グループを脱退してジャニーズ事務所を辞めた後、新たにバンドやソロとして音楽活動を始める人も多い。

不祥事でのグループ脱退して事務所内でも気まずかっただろうし、一緒にやってきたメンバーたちの華々しい活躍と自分の現状を比べてつらくなったりもしたと思うけれど、それでも事務所を辞めずに地道に舞台経験を重ねている内くんという人はメンタルもタフだし、若さゆえの失敗はしたけれど、今は自分を律して求められた役割を果たすことが出来る人なのだと思っていた。

そんな内くんの、ジャニーさんへの追悼文の一部をご紹介したい。

僕が昔、不祥事を起こしてしまい、自分なりにケジメをつけようと思い直接辞めさせて頂きますと言ったら、内お前はそんなに自分勝手なのか?我慢というものを知らないのか?と、人生というものは誰しも失敗して成長して行くもんなのだと。強く説教されたのを覚えてます。それがあって今の僕が居るんです。

わたしが思っている『失敗を乗り越えたタフな内博貴』という人は、ジャニーさんがいたから作られたのだと感じた。

きっと内くんだけじゃなく、ジャニーズのタレントは皆がジャニーさんから何かしらを教えられ、導かれてきて今があるんでしょうね。

www.youtube.com

「教えてくれたのはあなたでした」「支えてくれたのはあなたでした」ってジャニーさんっぽい。

ジャニーさんよ永遠なれ。

僕はこの時代に産まれたこと、
ジャニーさんに出会えた事を誇りに思います。
A.B.C-Zを作ってくれてありがとう。

というのは我らがセンター・橋本良亮のジャニーさんへの追悼コメントの一部だが、A.B.C-Zは本当にジャニーさん無しでは存在しなかったグループだと思う。

たとえば、King&Princeはジャニーさんじゃなくてもあのメンバーを集めて結成しようと思いつきそうだが、A.B.C-Zはジャニーさんじゃなかったら今のメンバーにはなっていないのではないだろうか。

少なくとも、すでにある程度完成していたA.B.C.というグループに最年少のはっしーをメインボーカルとして加入させようなんて、普通はならない。

タッキーがSnow Manを増員、15歳のラウールもそのメンバーとして加入させたということがあったが、それもジャニーさんがA.B.C-Zで前例を作らなければ出来なかったのではないかという気がする。

「一般的に考えても思いつかない」「思いついても普通はやらない」ということを平然とやってのけ、周囲の思惑を気にせず自分の考えで動いてしまう大胆さがジャニーさんの魅力だったのかもしれない。

まわりがジャニーズに夢中だった頃無関心だったわたしを、わりと年をとってからここまでジャニーズにハマらせたジャニーさんは本当に人の心を操る天才であり、多くの女性を狂わせた罪深い男である。

ジャニーズが解散しても、光GENJIが解散しても、SMAPが解散しても、ジャニーズ事務所は存在し続けたけれど、ジャニーさんがいなくなった後のジャニーズ事務所がどうなるのかは分からない。

圧倒的な天才がいなくなって、普通の芸能事務所になってしまうのかもしれない。

野田社長がいなくなった後のイエローキャブのように先細りになり、いずれ無くなってしまうかもしれない。

でも、仮にジャニーズ事務所が今と違う形になったとしても、『ジャニー喜多川』というプロデューサーが日本の芸能界に与えた影響は消えることはないはずだ。

www.youtube.com

『Legend Story』にはジャニーさんのエンターテイメントへの思いが込められているような気がしている。

A.B.C-Zの曲をこれから一生の間で10曲しか聴いちゃいけないという呪いをかけられたら、10曲のうちの1曲はこれにしようと考えるくらい好きな曲だ。

夢あふれて、皆でその思いを受け継いでいって、100年先まで続くようなものをジャニーさんが目指していたのなら、A.B.C-Zもその一端を担っていってほしい。