小学館少女マンガ誌とジャニーズ
十数年ぶりに少女マンガ誌を買った話
先日、十数年ぶりに少女マンガ雑誌を購入した。
昔は『別冊少女コミック』だったが、いつの間にか略称が正式名称になっている。別冊じゃない『少女コミック』が今は『Sho-Comi』になってるから、当然の流れなのかもしれないが。
その点、まだ名前を守っている別冊マーガレットと別冊フレンドはすごいな。特に、別フレなんて『フレンド』自体がすでに無いのに。
それはさておき、わたしはそれなりにマンガを読むが、どちらかというと少年・青年マンガ、BLと昔のマンガを読み返す率が高い。
広義ではBLも少女マンガと言えなくもないが、純然たる新作少女マンガを読んだのは久しぶりだった。
電報と黒電話が主な連絡手段だったガラスの仮面に携帯電話が登場する昨今、カップルたちはどんな最新デバイスで連絡を取り合うのかと思ったが、大体校内とかご近所にいるから連絡手段の出番はあまりなかった。たまにスマホでLINE的な画面を開いている子はいたが。
まぁ、主人公がウェアラブル端末で連絡取り合ったりするマンガは、多分少女マンガじゃない別ジャンルの作品だろうな。
なぜベツコミを買ったのか
普段読まない少女マンガ誌を何故買ったのか。
せっかく買ったので普段読まない少女マンガ本体も読み込んだが、あくまでそれはついでである。
何を隠そうトラジャ目当てだ。
表紙の右下あたりと、背表紙の一番下に「Travis Japan 全員集合 巻頭撮り下ろしグラビア」の表記がある。
これが目当てだったのだが、ほら、テレビ雑誌の増刊やアイドル雑誌なんかだと『巻頭グラビア』と言えば雑誌の冒頭5〜6ページを使って展開され、見開きでメンバーの集合写真があって、あとは各メンバーのソロカットの合間にインタビュー的なトークが挟み込まれてる感じじゃないですか?
そういうのを想像していたが、少女マンガ誌だと違うのだ。
表紙とマンガ本編の間のペラ紙一枚。しかも、表一面のみ(裏は次号予告)。
そして、インタビュー的トークコーナーは巻中のモノクロページ。
紙質がざらっとしてるせいか、テレビ誌やドル誌とは印刷方法が違うのか、写真も文字も若干見にくかった。
文句ばっかり言ってるけど、最モテ期のノエルくんがチョコ30個もらってたり、松倉くんには大きい吹奏楽器担当の彼女と付き合ってもらいたくなったり、楽しませてもらった。
思えば、ドル誌とか7〜800円くらいするのに、ワンコインでトラジャが見られてその上マンガまで読めちゃうなんてベツコミすごい!えらい!
オタはこんらんしている。
ちなみに来月は、
顔が命の美.Jr4Men…⁈
大抵のアイドルは顔が命だとは思うが、トラジャ七五三掛、すの渡辺、スト京本、7men中村、という何となく納得のメンバーではある。
買うかどうかは別として。
小学館の少女マンガといえば
ところで、小学館の代表的な少女マンガ雑誌といえば、忘れてはならないのが『ちゃお』。
わたしが小・中学生の頃の少女マンガといえば、一番人気のりぼん、次がなかよし、かなり開いてちゃお、といった感じだった(多分)が、今はダントツちゃお、次いでりぼん、そしてなかよしだ。時の流れを感じる。
ちゃおは連載マンガの絵柄から子供向けの雑誌というイメージで実際低年齢向けではあるのだが、卓上お掃除ロボやデヴィ夫人シールなどエッジの効いたふろくが話題になったり、定期的にマンガ家キットをふろくにして後世の育成に努めたり、なかなか攻めている雑誌である。
そんなちゃお、小学館のマンガがメディア化した際にジャニーズタレントが起用されると、必ずインタビューページを用意する。
Sho-Comi掲載の『ういらぶ』や月刊フラワーズ掲載『坂道のアポロン』が映画化された時はもちろん、King&Prince平野紫耀やHey!Say!JUMP知念侑李のインタビューが掲載されていた。
気のせいかもしれないけど、小学館、マンガ好きの少女たちをジャニーズ漬けにしようと企んでない?
ちゃお読者にはキンプリ・JUMPのライトなところから刷り込んでいって、ベツコミを読むくらいの大きなお友達(語弊がある)にはコアなJr.をぶつけて沼にハメようとしてない?
いや、ジャニーズとずぶずぶでそんなことを画策してたらどんな女衒だよって話だから、きっと考えすぎですね。