きのこたけのこマッチポンプ
あなたはきのこ派?たけのこ派?
純粋に食材としてウィッチドゥーユーライクきのこorたけのこ?と聞かれたら、用途が違うというか使用する料理にもよるから選べない優柔不断なわたしだが、それが山か里かの話だったら即断即決できる。
断然きのこの山だ。
わたしが説明せずともご存知だろうが、『きのこの山』はチョコの傘にビスケットの柄が付いたきのこを模したチョコレート菓子、『たけのこの里』はたけのこっぽい形のクッキーをチョコで覆ったチョコレート菓子である。
しかし、よく考えてみてほしい。
たけのこの里ってほとんどクッキーじゃないですか。チョコで覆った部分めっちゃ薄いじゃないですか。
それに比べて、きのこの傘部分はチョコの塊であり、チョコに対する満足感がたけのことは段違いだ。
あと、ビスケットの柄があるから手を汚さず食べやすいし、なめらかなチョコレートとサクッとしたビスケットの食感の違いを楽しめるのもいい。
チョコレートの味もしっかり楽しめるし、ビスケットとのバランスも良いし、お菓子としての完成度が高いと思う。
なのに、なぜか『きのこたけのこ総選挙』ではたけのこ圧勝だった。
きのこ党敗北おわびキャンペーン|きのこの山・たけのこの里国民総選挙2018|株式会社 明治
どうにも釈然としないものを感じるが、結果以上に釈然としないものがある。
この選挙制度である。
自作自演ではないのか
『きのこたけのこ総選挙』で選挙をやって、たけのこが勝って、きのこが敗北をお詫びして…という流れを見ていて思った。
「いや、別に謝らなくてもいいよ」
と。
わたし自身はゴリゴリのきのこ派だが、「きのこ派?たけのこ派?」と聞かれたらそう答えるが、別に日頃からたけのこに勝ちたいと思っているわけでもないし、そもそも対立しているつもりもない。
たまには気分を変えてたけのこの里を食べることだってある。
多分、世間一般の人はそういう感じだろう。
それを勝手に対立を煽って勝手に負けて勝手に謝って、とんだマッチポンプである。
同じく自作自演っぽい選挙としてAKB総選挙があるが、好きな子を1位にしてあげたい!とか干されメンを選抜に入れてあげたい!というファンのある程度の需要がある分、そっちの方がまだ納得できる。今年は開催されないそうで、まぁ致し方ない決断ではあるがファンの皆さんは残念でしたね。
さらに、前回総選挙委員長だった松本潤がきのこ党の新党首に就任し、新たな活動をしていくというのだが、
松潤、“食べ方改革”を熱弁する「きのこの山」新CMも - Real Sound|リアルサウンド
「実はきのこ派だった」と後出しする松潤が、まるで自身の政治的立場をコロコロ変えながら新党を立ち上げる小沢一郎のようである。
松本チルドレンとか松本ガールズとか、変な弟子を引っ張ってこないか心配だ。
いっそふみきゅんあたりを松本チルドレンとして抜擢してくれてもいいが、どうせまた勝手に対立して勝手に負けて勝手に謝る未来が見えている。
何なら松潤の代わりにふみきゅんが土下座して知名度上げたりできないかな…
と、完全にきのこが負ける前提で考えているが、もし勝ったらごめん。
「きのこもたけのこもどっちも好き」という『どっちも党』については、だいたいの人はどっちも好きだけど敢えてどちらか選んで選挙してるんだから存在意義に疑問を感じていたのだが、
きのこの山・エスプレッソコーヒー味とたけのこの里・チーズケーキ味を一緒に食べるとティラミス味になるというアイディアは素晴らしいと思った。あと、マニフェストを実現させて解党させる潔さに感心し、最後に見直した。
エスプレッソコーヒー単独で食べても美味しかったです。