A.B.C-ZのCDに望むこと
A.B.C-Zっていうかアイドルあるあるかもしれない
A.B.C-Zが新譜を発売するたびに感じていて、言いたいことがある。
A.B.C-ZがCDを発売するとき、いつも限定版2種類くらいと通常版が同時発売されて、限定版は特典映像DVD＋カップリング１曲収録、通常版は映像が付かない分収録曲が2～3曲くらいある、というのが慣例である。
べつに、限定版を出すなとかそういうことではない。
A.B.C-Z以外のアイドルのCDを買っていないが、話に聞くとたいていのアイドルはこういう展開でCDを売っているはずだ。
グループによっては限定版A・B・Cに加えて、劇場限定版とか初回生産特別版とか様々な名称で10種類近くを展開していることもあるし、内容自体は同じものを握手券とか生写真とかの付属品だけを変えて別バージョンとして販売するケースもあるという。
べつに、そういった形態の販売方式を非難するつもりもない。
握手券や生写真が欲しいという需要があって売れているならば、べつにいいんじゃないかと思う。ただ、握手券だけ欲しくてCDがいらないという理由で、大量のCDを不法投棄するのはよくない。ちゃんと自分で保管したり誰かにあげたり売ったり、正規の手続きのもとに廃棄すべきである。
もちろん、多数枚購入CDの不法投棄問題について語るつもりもない。
わたしが言いたいのは、限定版2種類と通常版に加えて、全部入り版も作ってほしいということだ。
MP3プレイヤーに入れるのめんどくさい問題
買ったCDの曲を聴くとき、皆さんどうしているだろうか。
自宅のCDコンポで聴くという方もいらっしゃるだろうが、PCからMP3プレイヤーに落として聴いている方が多いのではないだろうか。
これ、意外とめんどくさくないですか？
ていうか、わたしはめんどくさい。
アルバムはまだいい。1枚で一度に10曲くらい落とせるから。
ただ、『5 Performer-Z』『VS 5』は限定版2種はCD収録内容は同じで通常版のみボーナストラックが収録されているので通常版を落とせば事足りるが、それ以前のアルバムは限定版各種と通常版とですべてボーナストラックの内容が違っていたので結構めんどくさかった。
そして、シングルは大変効率が悪い。1枚につき2～3曲しか落とせない上、タイトル曲である1曲目は被っている。
しかも、めんどくさいことにタイトル曲は後にアルバム発売された時アルバムにも収録されるから、さらに被る。
『めんどくさい』とここまでで5回書いているくらいめんどくさいので、わたしはMP3プレイヤーにアルバム通常版しか入れていない。通常版入れとけば、大体の曲はカバーできるだろうという目算だ。
でも、五関さんの「好きだよ痛いほど」を聞きたいから、アルバム『A.B.Sea Market』だけは『渚のBack In Your Heart』収録の初回限定Aを入れている。
ここで問題なのは、シングルCD収録曲はタイトル曲以外のカップリング曲はアルバムに収録されないことが多いことだ。
なので、シングルCD収録曲は発売直後にさらっと聴く程度になりがちなので、その後全然聞かない曲も出てくる。
実際、LBTツアーで初披露となり、レーザー飛び交う演出とスタイリッシュなダンスで大評判だった『ペルソナ・ゲーム』(シングル『Reboot!!!』限定版収録)も、
「あれ？新曲かな？」
と思ってしまった。隣の席で見ていた妹も同じような反応だった。
でも、通常版は収録曲数が多いからたまに聴き返すこともあるため、『リメンバー』(同じく『Reboot!!!』通常版収録)はちゃんと覚えてた。言い訳になってるでしょうか。
まあ、そんな『発売済みのCDに収録されているけど滅多に聴かない』という曲をなくすためにも、全部入りCDが必要だと思うのだ。
全部入りを作ってください
CD不況の昨今、少しでも購入枚数を増やすために限定版などのバージョン違いを出すというのは理解できる。
ひとりで複数バージョンの購入を促すため、それぞれで収録曲を分けるのも理解できる。
ただ、アルバムやシングルそれぞれの収録曲を全部プレイヤーに落とすのがめんどくさいので、1枚で全部の曲がまかなえる、シングルカップリング曲もアルバムボーナストラックも全部入った全部入りCDを作ってほしい。
そうしたら、CD1枚ですべてをプレイヤーに落とせるうえ、直近1年くらいでリリースした曲をまとめてアルバムリピートして聴ける。
その上、A.B.C-ZのCD売り上げにも貢献できる。
良いこと尽くめだ。
ただ、最初から全部入りを販売していると、皆がそれを購入してしまってバージョン分ける意味がないかもしれないので、CDの全バージョンを買った者にのみ購入する権利が与えられるようにすればいいと思う。
全バージョンを買った褒美として全部入りを買う権利が与えられる。
シングル3種、アルバム3種にそれぞれ入っている応募券と5,000円分の郵便切手を同封して送ると、全部入りCDが返送されてくる、みたいなシステムはどうだろうか。
昔の雑誌の応募者全員サービスって、支払い方法はだいたい郵便切手(たまに無記名小為替)でしたよね？
気になって調べてみたら、最近の全員サービスは送られてくる商品に払込用紙が同封されていて、金融機関の窓口やATMで支払えるようになっているらしい。確かに、支払う方も受け取る方もその方が断然ラクだ。
こうしてどんどん便利なシステムが採用されていくのだな…と感心しつつ、多分対象サービスが高額化していて、対象者も高年齢化しているからそうなっているのだろう…と世知辛さを感じなくもない。
えびCD全部入りを欲するのはおそらくめんどくさがりでMP3プレイヤーを使いこなせていない高齢ファンなので、郵便切手での支払いはやめておいた方がいい。
何なら払込用紙を持っていく郵便局に行くのもめんどくさいので、クレジットカードがいいと思う。
ポニーキャニオンさんには是非ご検討いただきたい。
