2月6日の日記
今日は海苔の日
1966年、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が制定したそうだ。
正直「海苔を売るためにテキトーな語呂合わせで作った記念日だろう」と思っていたが、海苔と2/6が全然結びつかなくて頭をひねっていたら、実は大宝律令が由来だという。
701年2月6日に制定された大宝律令では29種類の海産物が税として納められ、その中に海苔も含まれていたことから海苔の日に定めたということだが、そう聞いてもいまいちピンとこない。
わたしの大宝律令に対する理解が薄すぎるせいで世間一般では有名なのかもしれないが、全国海苔貝類漁業協同組合連合会の人、大宝律令に詳しすぎない?
それとも、わたしが世界史選択だったから知らないだけで、日本史Bでは大宝律令の税規定習ってるの?
アタック25に出場する日のために、大宝律令のことを勉強しておこうかな。でも、そんな細かい税のことなんか絶対覚えられないと思う。
語呂合わせといえば
わたしが高校生の頃、古文を語呂合わせで覚える『ゴロゴ』という参考書のシリーズがあった。
当時は記憶力には自信があり、語呂合わせで覚えなくても普通に覚えられたため使っていなかったが、今になって語呂合わせの必要性をひしひしと感じている。
やっぱり年をとると、なかなか新しく覚えるって難しいじゃないですか。
大宝律令も多分覚えられないけど、少年忍者やLilかんさいの顔と名前も全然一致してないし、何なら7MEN侍も一部怪しいくらいだから、うまいこと覚えられる語呂合わせがあれば教えてほしい。
あと、一度覚えたものを忘れちゃうのもどうにかしたい。
ていうか、それは語呂合わせよりもドコサヘキサエン酸とかに頼った方がいいのかしら。
コバルト文庫とわたし
新しくものを覚えられなかったり覚えてもすぐ忘れてしまったりするが、逆に、昔の出来事はなかなか忘れない。
集英社コバルト文庫が1月から新刊を紙ベースでは出版せず電子書籍に移行するという話を聞き、初めてコバルト文庫を読んだ日のことを思い出した。
わたしのコバルト初体験は『なんて素敵にジャパネスク』(氷室冴子)で、ライトノベル(当時そんな単語はなかったが)といえばファンタジーやSF的なものが多い中、魔法もタイムスリップも陰陽師も出てこない平安貴族の姫が主人公という設定に衝撃を受けたことを覚えている。
ジャパネスクにハマって、コバルトつながりで『炎の蜃気楼』の沼にもハマったなー…
戦国武将好き腐女子の元祖は炎の蜃気楼ファンじゃないかと思うのだが、どうだろう。
それはさておき、8巻を最後に新刊が出ないまま作者の氷室先生が亡くなってしまったが、もし新作が出ていたらどんな内容になっていたのだろう。
瑠璃姫の娘とか出てきそう。
今だったら、コバルト文庫じゃなく一般文芸の四六判で出てもおかしくない。
西尾維新あたりが出てきたあたりから今で言うライトノベルと一般文芸の境界が曖昧になってきたように思うし、ライトノベル的な作品を書いていた作家さんが一般文芸にシフトしていくパターンも多いし、集英社の女性向けレーベルにはオレンジ文庫もあるし、コバルト文庫を紙の出版にこだわって残す必要性もないのかもしれない。
時代の流れを感じる。年寄りですみません。
そういえば、かつて講談社の少女向けレーベル・X文庫ホワイトハートから出ていた『十二国記』シリーズ(小野不由美)が今は新潮文庫から出てるけど、あれって読者層が拡大したから移籍しただけ?
それとも講談社と何かモメた?
出版社を変えて過去作品を刊行する作家は大体出版社とモメてるよね。灰谷健二郎とか有川浩とか。