オ夕工ノレ☆ブログ III

オタクOL、略してオ夕工ルのブログです。

マンガ『Jヲタ男子☆朝比奈くん』におけるA.B.C-Z的グループの存在

『Jヲタ男子☆朝比奈くん』を知っているか

『Jヲタ男子☆朝比奈くん』というマンガをご存知だろうか。

スクウェアエニックスガンガンJOKERコミックスより刊行、全3巻のマンガである。

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知らない人も安心してほしい。

本屋勤めのわたしも、自分以外で買っている人を見たことがない。

そんな若干マイナーなマンガだが、取り扱う題材もこれまたニッチで、『頭文字にJが付く男性アイドル事務所のファン』をテーマにしている。

度を越したJヲタ男子高校生・朝比奈くん、朝比奈くんに恋する女の子・青葉さんを中心にした、主にヲタあるあるを描いたギャグマンガだ。

このブログを読んでくださっている3人くらいの皆さんは共感できる部分もあると思う。

ご希望ならお貸ししますので、是非お申し出ください。

Jヲタ男子もさして興味がないEFG-X

作中で『J』は『ジョーカーズ』だが(たぶん掲載詩が『ガンガンJOKER』だから)、ジャニーズをイメージしていることは明白であり、アイドルグループ名も何となくジャニーズのグループを彷彿とさせるものばかりだ。まぁ実名出したら怒られそうだもんね。

ただ、ジョーカーズ事務所担で推しグループや推しメンもいるけど基本どのグループにも愛を注いでいる設定の朝比奈くんだが、我が担当・A.B.C-Zにはあまり興味がないようなのだ。

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明らかにえびを意識した感じのグループEFG-X、作中で出てくるのはこの1ページ、1ネタのみである。

このページだけ見たらEFG-Xのこと気にかけているように見えるが、関ジャニっぽい浪ジョカやHey!Say!JUMPっぽいTai!Show!JACKに比べると熱量が全然違う。

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この、Tai!Show!JACKを布教する熱量の1/3でいいから具体性がほしい。

さらに、ここに注目してほしい。

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青葉さんの「この人たち最近よくTVで見るよね!」という心のこもっていないセリフにより、誰か一人見切れている。

左端がどことなく塚ちゃんっぽいし、左奥の上下デニムっぽいのがとっつーで右奥でドヤ顔してるのがふみきゅんと仮定し、センターははっしーだろうから、見切れている右端は五関さんだろうか。

しかし、後列二人に対してセンターの身長がそんなに高くないので実はセンターが五関さん、後列は二人とも脚が長いのではっしーはそのどちらかで、見切れているのはふみきゅんという可能性もある。

まぁ、作者さんはジャニヲタだろうけどA.B.C-Zの生態をそこまでご存知ではないだろうから、普通にはっしーがセンターで見切れてるのは五関さんだろうな。

『朝比奈くん』におけるEFG-Xの存在の割合

全20話における『EFG-X』の割合

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『朝比奈くん』は全3巻で全20話。

全20話のうち、EFG-Xは3話に掲載された上記1ネタのみの登場である。

数字にすると、5%。

決して多くはないが、そこまで少ないという感じでもない。

全ネタ310本における『EFG-X』の割合

ちなみに、全20話をネタ数にすると(エピソードの区切り方で多少変わってくるかもしれないが)310本になる。

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話数をネタ数に変えても、EFG-X登場エピソードは1本のみなので分子は変わらない。

よって、パーセンテージはぐっと落ち、0.3%(小数点第四位以下四捨五入)となる。

こうなるとめっちゃ少ないよね。えび(いや、ERG-Xだけど)に興味ねえんだなって感じするよね。

全1616コマ内における『EFG-X』の割合

全ネタ310本+コミックスのおまけコマを含め、全部で1616コマになる。

わたしが眠い目をこすりながら数えたものなので、多少の前後はあると思う。

そのうちEFG-Xが映り込んでいるコマを数えると、上記1本の4コマに加え、以下3コマがある。

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球技大会でコンサートグッズをしっかり使う朝比奈くん。えびボトル!

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Myojoっぽい雑誌の表紙に「EFG-X」の文字が!

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隠れJヲタの女教師・みっちゃんの部屋。Wink Up的な雑誌の表紙に「EFG-X」!

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朝比奈くんのコンサートDVDコレクション。EFG-XのツアーDVDも!

こんなのをちまちま数えていたわたし、気が狂っていたとしか思えない。 深夜のテンションっておそろしいですね。

これらを加味してグラフかすると、こうなる。

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何か、さっきのネタの割合と同じような図に見えるが、パーセンテージは0.5%(小数点第四位以下四捨五入)で、少し増えた。

気が狂ったように重箱の隅をつつきまくった成果が出た。

ネタのモチーフになってそうな数の割合

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「多分これ、○○をモチーフに考えたんだろうな~」というのを数えた結果、こんなグラフになった。

話全体が浪ジョカ回というのが何話かあるので、その影響もあるだろう。

作者さん、関ジャニと嵐が好きなのかな。

ちなみに、『セフド』は略称は結構出てくるけど正式なグループ名があまり出てこなくて「セフ…?!ド…だと…?!」と驚いたが、『Safety Dome』だった。

ところで、「ここまでの数字について、グラフ化する意味ってあった?」と思った人がいたら、気が合いますね。わたしもそう思っていたところでした。

よく3巻まで出たな(いい意味で)

ネタの大半がジャニーズあるあるなので、わたしは「わかるわかる」と「熱烈な人はそういう感じなのかなー」という共感と驚きが半々くらいだったが、『ガンガンJOKER』を購読する非ジャニヲタ読者さんはどう思っていたのだろうか。

アンケート順位低そう…と思ったが、3巻まで続いたことを考えると、未知との遭遇的な感じで非ジャニオタ読者も楽しんでいたのだろうか。あるいは、『ガンガンJOKER』読者層にジャニヲタが多いのか。

本屋でマンガを売っている立場からすると、いかにも続きそうな感じで次巻が出ていない作品や急に展開が早まって打ち切り感満載で終わる作品、本当に完結するのか心配になるHUNTER×HUNTERなどを見てきたので、作品を作者の構想どおりに描いて終わらせるのはとても大変なことだと思う。

3巻まで続いて、わりときれいな形で終わっている『朝比奈くん』。隠れた名作なのかもしれない。

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ジャガーズも応援するだけのことはある。